「この話は呪われています。見聞きした人にあの霊が訪れるかもしれません。」

不気味 0件
no image

もう20年ちかく前の話だけど、福岡のローカルラジオ番組「PA○~ん」のいちコーナーで「超心理学コーナー」ってのがありました。


さてこのコーナー、当時の中高生の間でバリバリ流行ってて、福岡県版都市伝説の類はこのコーナーが発信してたくらい。
「犬鳴峠」はご存知っすよね?福岡が誇るミステリースポットの。自分(や当時のクラスメート)が犬鳴峠を知ったのもこの超心理学コーナーがキッカケでした。

今回はこの「超心理学コーナー」にまつわる話をちょこっとやってみようと思います。



自分の母校は、一年おきに自殺者がでたり、卒業写真に心霊写真が使われたりするようなステキな中学校。そんな学校だから当然のように「超心理学コーナー」のリスナーは増えていきました。
「犬鳴峠って知っちょー?」
「もう聞いたー。昨日の超心やろー?」ってな具合。


そんなあるとき同コーナーでとある投稿が紹介されたんです。
内容は忘れてしまったんですが、とにかく最後にこうありました。

「この話は呪われています。見聞きした人にあの霊が訪れるかもしれません。」

ええ、今となっては定番ですね。
最後にこう加えるだけで怪談になるくらいです。
ただその時は、不思議なもので聴いてるうちに背中が強張ってきたんですよね。



次の日にはもう、学校中パニックですよ。いや実際に放送中、聞いてるリスナーの身に起こったらしいんですよ。ラップ現象、金縛り、なかには実際に霊が現れたっちゅう学生もちらほら。

翌週の放送では「あの話を聞いてから霊が現れた!」なんていう投稿が山のように寄せられたとか。
パニックは自分の学校だけでなく他所でも同様だった様子。


そんなこんなで超心理学コーナーでは数週間にわたって、「番組聴いてたらこんな体験をした!」ってのが紹介されました。「聴けば必ず恐怖体験をする番組」として定着してしまったわけです。
自分が経験したあの背中の強張りも毎週起こるわけです。



さてその後ですが、学校保護者側が「ラジオ放送を聴いてはいけません」ってなお達しを出したのをキッカケにパニックは収束していきました。
社会的には「ラジオが招いた集団ヒステリー」として扱われたようです。


自分らの世代は俗に言う「団塊の世代Jr」と呼ばれるやつで、生徒数が爆発的に多いんです。受験戦争は苛烈を極め、いじめや体罰などが表面化したのもこの時期です。ほぼ全ての中高生がなんらかのストレスを抱いてました。

この背景があったからこそあのパニックは起こったんではないかと。大人になったいまではそう思います。
超心理学コーナーで扱ってた投稿も大半は創作だったし。


ただね、今でも不思議におもうんですよ。
うちのクラスには「エンジェル様(福岡版こっくりさん)」が抜群の的中率を誇る女子三人組や、守護霊が右手を解して自動書記する男がいました。前述の卒業心霊写真もそうですが、あれらまで若年期のストレスとやらで片付くかなぁと。

これ書くためにさっき検索したら、まだやってるのね。この番組。

おわり。

キッカケの「この話を見聞きした人には云々」の話をどうしても思い出せないのよ。
福岡出身の人で覚えてる人いたらフォローよろしく



コメント

コメントする

コメントを残す

スポンサーリンク

長編「婚約者1人&彼女2人」

人気記事