現代文の先生が授業中に話してくれた「ほんのり怖い話」3話

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499 : 2008/09/02
うちの現代文のI先生は時折授業が面倒くさくなる悪い癖がありまして
この前、夏だと言うことで生徒のリクエストで怖い話を何個か教えて下さったのでご紹介。


S幌市、N高校前の国道×号線。
山を突っ切って走っているこの道路、新しく整備されるまではそれこそ峠の山道と言った感じのくねくねした道だったそうで、冬場なんかにはよく大きな事故も起こっていたとか。

その山の上に、先生は20年くらい前にボランティアに行っていた孤児院みたいな施設がありまして、(今もあるのかな?)
お昼には近くの小さなおそば屋さんに、よく職員の方に連れて行ってもらったそうです。
そのおそば屋さんでのお話。


ある冬の寒い日、お店に入ると、その日は珍しく先客がいたそうです。
目の前の二人がけのテーブルにお水の入ったコップがぽん、と二つ載っていて、吸いさしのたばこが一本、灰皿の中で青煙をあげていました。
お客の姿は見えません。
でもコップに手がつけられた形跡がなかったので、もう出て行った客のものというわけではなさそうです。

「あれ、そこの席のお客さんどうされました?」

ふと店の奥から出てきたおかみさんに尋ねられ、先生はふと気づきました。
先生たちが来たとき、駐車場には車もバイクも止まっていなかったのです。前述したとおり車じゃなきゃ来れないような山の中で、周りに人家もないのに。

そのお客はどこからどうやって店に来たのか。


そこまで考えたとき、後ろで車のエンジン音がしたそうです。
店を出てみると、先生たちの車のものではない真新しいタイヤの跡が
一筋、雪の上を走っていたそうです。なんともつかみ所のないお話。



500 : 
自殺の名所・M岬。先生がうちの前に勤めていた学校の、修学旅行のお話。


二泊三日の日程の二日目の夜に肝試しをすることになり、前日の夜に先生たちだけで下見みたいな事をしたそうです。
いわば先生版の肝試しというわけで、一番怖い、自殺の名所の岬の展望台まで行く道はじゃんけんで負けてI先生が一人で行くことになったそうです。
崖にへばり付くように作られた、人一人通るのがやっとという細い一本道で、白い鉄製の柵の向こうはすぐに断崖絶壁。もちろん外灯などなく、懐中電灯の明かりを頼りに先生はこわごわ展望台へ向かったそうです。


すると右に緩くカーブしている曲がり角のところで、向こうからやってくる人影が。
見ると、白い服を着た人の良さそうなおじいさんがにこっと笑ってこちらに会釈してきたそうです。
何となく先生もほっとして、「こんばんは」と頭を下げました。

しかし人一人通るのがやっとの狭い道です。これじゃすれ違えないなと先生はさっ、と体を避けようとして気づきました。
そんなことする必要もなくおじいさんはすっ、と先生の横を通っていきました。
おじいさんは柵の向こう、何もない空間を歩いていたのです。



501 : 
高校の友人・Fさん。


先生の高校の同級生で、Fさんという奇麗な方がいたそうです。
ご実家が日本料理店をやっていて、休みの日なんかは彼女も和服など着てお店を手伝っていたんだとか。

そのFさんのお店が火事になったことがあったそうです。
幸いなことにご家族・従業員の方もお客さんも怪我はなく、火もすぐに消し止められたのですがその翌日、Fさんが興奮気味に先生に話したことには。


店の厨房から火が出たとき、誰かの「火事だ!」という声にみんな動転して店内が大騒ぎになっていた中、一人のお客さんがすっくと立ち上がり、
炎に向かってなにやら印を切るような仕草をしたかと思うと、直立不動のまま大声で呪文のようなものを唱え始めたと言うのです。
Fさんのお父さんが無理矢理に外に連れ出すまでそのお客さんは呪文を止めず、みんな呆気に取られていたのですが、消火の終わった後で店に入ってみると、そのお客さんが立っていた場所で、見事に延焼が食い止められていたそうです。

誰か来ましたので続きはまたそのうち。

 

引用元: https://hobby11.5ch.net/test/read.cgi/occult/1218873686/



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