【修羅場】マドンナの豹変

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139 :2009/11/07
私の体験を投下します。
これはかなり昔のことで、ICレコーダーなんてものはなく、単行本より大きなカセットテープレコーダーを持って踏み込んだ話です。

私・・・男。友人と同期。当時独身(後の妻と交際中)
友人・・・男。同期の出世頭。既婚。当時まだ子供なし
マドンナ・・・友人の妻
部下A・・・男。友人の部下。その年入社したばかりの新人

が主要人物です。


当時、皆工場の近くに住んでいることと、住宅地が小さいことで、我々は近くのマンションに住んでいました。
男だらけの職場で、単身者も多く、家族持ちは家族ぐるみの付き合いをしていました。
休日は職場の家族も連れてバーベキューをしたり。今の若い人たちはこういう会社の付き合いを嫌がりますが、当時としては会社のカラーもあり、当たり前の光景でした。


中でも目立った存在が同期の出世頭である友人の妻で、そんじょそこらにはない美貌とモデル体系(八頭身!)
上司にも礼儀正しく、部下・後輩にも腰が低く、男性にも女性にも誰にでも分け隔てなく優しいため、我々単身者の中ではちょっとしたアイドルで、マドンナと呼ばれていました。
マドンナという呼び名自体が古い感じですね。


一方友人は一流国立大出身、愛想はないが性格もよく仕事も一番できて、誰もが認める同期の出世頭でした。
ただ、背が低くマドンナと同じくらいで、顔は悪くないのですがひょろひょろともやしで若ハゲでした。
下世話な話ですがあっちも小さくて、友人がマドンナを満足させられてないのではないかと本人のいないところで茶化されていました。

とはいえ、マドンナと呼ばれるだけあり、彼女は愛想はいいのですが男性に媚びることなく毅然とした人で、彼女が誰かと浮気するなど考えられない人柄だったのです。



140 :
そんなある冬の日、友人が憔悴した顔で私にマドンナが浮気をしていると相談してきたのです。
私はマドンナが浮気するなど信じられず、その相手が部下A(私も良く知っている相手だった)だなどとは更に信じられませんでした。

よくよく話を聞いてみると、友人はその頃よく出張に言っていたのですが、彼が出張する日に合わせて自分の家の玄関先にAがあらわれるというタレコミがあったとか。

絶対に何かの間違いか性質の悪い嫌がらせだと友人に言ったのですが、彼は全く聞く耳を持たず、下手をしたらマドンナとAを殺して自分も自殺しかねない雰囲気を漂わせていました。
私はまずいと思い、とりあえず証拠を掴んでからだと友人を説得し、自分が同行するからくれぐれも早まったまねはするなと言い含めました。


そこからは定番です。
友人と私は土曜日に出張に行くと嘘をついてカセットテープレコーダーと使い捨てカメラを用意し、浮気現場に踏み込むことにしました。
友人は本当にマドンナが浮気をしていても離婚する気は全くなく、ただ証拠を掴んでAと話をして会社を辞めさせるつもりだったようです。

私はマドンナが部下に本気である場合、彼女がこれ幸いと離婚を言い出す可能性を何度も言ったのですが、彼は、家と家の関係があるからマドンナは絶対自分と離婚できない、と言い切りました。
二人は見合い結婚で、その理由もここには書けませんが納得できるものでした。



141 :
当日。私は不謹慎ですが探偵になったようだとわくわくしながら友人とマンションの前に停めた車(知り合いに借りた)の中で張り込んでいました。
すると、本当にAがマンションの中に入って行きました。
私も信じていなかったのですが、友人は更に信じたくなかったでしょう。
失望と怒りと悲しみがないまぜになった静かな表情で、マンションのエントランスをじっと見つめていました。

私たちは30分ほどおいてから家に踏み込むつもりだったのですが、その30分が地獄のように感じられました。
友人は泣きもせず、ただ拳を握り締めてぶるぶると震えていました。かなり怖かったのを覚えています。


30分が経過し、私たちは極力靴音を立てないようにそうっと部屋の前に立ち、友人が鍵を開けました。
しかし、チェーンがかかっていて、友人が勢い良くドアを開けたので、ガキンっ!という鈍い音がしました。
それに驚いたのか、マドンナがパタパタとスリッパの音をさせて走ったきたようですが、友人は工具でチェーンをねじ切って家に押し入りました。

「え?あなた?なんで?」

不思議そうな顔で玄関に立ち尽くすマドンナを突き飛ばして、友人は

「A!いるんだろう!」

と叫んでキッチンの方に突進しました。
ほっとしたことに、マドンナに服の乱れはありませんでした。
私は呆然としたままのマドンナを抱き起こし、慌てて友人の後を追いました。


キッチンには、立ち尽くす友人と、ソファから中腰で立ち上がりかけたAがいました。
しかし、二人だけではなく、もう一人、B子がキッチンの前にしゃがみこんで震えていました。

B子は私たちの部署とは別の部署で、いわゆるお局様といわれる立場の女性でした。
一体これはどういうことなのか、本気でわかりませんでした。



142 :
「どいてください」

そのとき、マドンナの声が響きました。今まで聞いたことのないような低い声でした。
彼女は無表情のまま私の横を通って、友人の傍に行き、手を振り上げると、友人の顔を張り飛ばしました。
一体どこまで強烈な一発だったのか、それとも友人があまりにも呆然としていたせいか、彼は倒れてしりもちをつきました。

その一発で我に返ったのか、友人がわめきました。

「だってお前!俺が出張の時に限ってAが家に来るって言うから!」

その瞬間、マドンナの顔が般若になりました。本当に眉と目が吊り上がって、口がぐわあっと開いたのです。
しかし、それでも品が失われないのはさすがというか。まさしく能の般若の面のようでした。
そして脚線美を誇る足で子供のように地団駄を踏みました。

「見ればわかるでしょう見ればわかるでしょう!こんな地の果てまで来て、身内とも友人とも離れて、それでも部下を面倒見てやってくれと言われてあなたのために頑張っているのに浮気の疑惑をかけるのですか!私が家事を手抜きしましたか?私があなたを拒否しましたか?土日休日夜討ち朝駆け家にいないけど それも仕事のためと我慢する私にこの仕打ちですか!」

というようなことを叫び(内容は既にうろ覚えなので多少言葉には創作が入っています)、起き上がった彼をガスガスと殴り続けました。
そして一言、やたらドスのきいた声で

「この、あほんだらあっ!」

と叫んで掌底を友人の顔に叩き込んだのです。
いきなりの関西弁に驚きました。後に知ったのですが、マドンナは播州の人でした。

友人はもんどりうって倒れ、鼻を押さえ、鼻血を出してうめきました。
いくらなんでもまずいと思った私は興奮して暴れるマドンナを取り押さえ、その場をなんとかおさめました。


143 :
B子の話によると、Aと恋愛関係になったはいいが、自分が年上で不安も大きかったため、マドンナに相談していたとのこと。
更に自分が捨てられた後のこと(社内恋愛はややこしいですね)を考えると、知り合いのいる外でデートもままならず
(小さい地区ですので遊べる場所は限られています)マドンナの家で三人で過ごしていたのだとか。


B子は寮ではないのですが、同じ会社の人がほとんどを占めており、さらに詮索好きの管理人のいる女性専用マンションに住んでおり、隣人なども同じ会社の女性であったため自分の家に招くのも憚られ、Aは友人と同居のため、やはり家に行くのはためらわれたようです。


ちなみに、何故私たちがAがマンションに入ることには気付いたのにBには気付かなかったのかというと、マンションには二つ入り口があり、Bは自分の家から来た時に近いため、非常階段側の入り口を使っていたのだと言うことです。
私たちはAばかりを張っていたため、他の入り口なんて全然頭になかったのでした。


なんとなく変な話だなあと思ったのですが、つきあいはじめで、しかもとりもったのがマドンナということで、そういうこともあるのかと納得しました。

実際、B子が口裏を合わせているのではないかとか疑おうと思えばいくらでも疑えたのですが、マドンナの怒り様を見ると、それが真実のように思えました。
逆切れという感じではなく、悲しみと今までたまっていた鬱憤が噴出したような怒り方で、あれが嘘なら彼女は女優になれたと思います。



146 :
その後、友人の鼻は折れていたようで、彼は転んで打ったと会社で言っていました。
私を含め、AもB子も言いふらしたりはしなかったのですが、なんとなく話は広がるもので、マドンナとの夫婦喧嘩の結果であることは皆知っていました。


AとB子はその後結婚しました。B子が年上でAが長男だったため、Aの家と少しもめたようですがうまくいったようです。
仲人は友人夫妻でした。
友人とマドンナはその後も仲むつまじく暮らし、今では男の子が二人居ます。
どちらの顔も非常に残念なことに友人似です。ただ、背が高いのはマドンナに似たのでしょう。


以上、私(修羅場話好き)が本当に自分が関わった修羅場でした。
このスレの他の話に比べれば他愛のない話ですし、仕事の話ではもっとすごい修羅場を経験していますが、あの美しいマドンナが一瞬にして般若になった瞬間は、本当に肝が冷えたもので、私の記憶に一番鮮烈に残っている修羅場なのです。

支援ありがとうございました。



147 :
>>146

他の女性が一緒であれ旦那が留守中に男上げちゃいかんでしょ



149 :
>>147
私もそれは思ったのですが、B子があまりにも頼むのでかわいそうになったとのこと。
その後、マドンナは友人に対し、軽率だったと謝っていました。

B子は無口でいつも不機嫌に見える友人が怖かったようで、友人のいないときがいいと
言っていたらしいです。
マドンナとB子はものすごく仲が良かったようです。
ちなみにB子もかなり美人でした。



150 :
B子がだめなやつだなあ
まあそういうこともあるよね



166 :
カセットテープレコーダーはどこかに出てきた?



167 :
>>166
持って行ったけど使わなかったんじゃね?



168 :
一応回していたから、ここまで再現できたのかな?



163 :
昭和っぽい話だね。



169 :
妻は夫の為にすべての身の回りを見て夫に尽くすべし・・・
そんな時代もあったねと・・・

 

引用元: https://love6.5ch.net/test/read.cgi/ex/1257357603/



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