夢の中で母親に救われる・・・本当にあった不思議な話

不思議 0件
no image

2005/09/27
俺が小学生のころ、ひどい風邪をひいて1週間くらい学校を休んだことがある。ちょうど月曜から休んでいて、ずっと寝て、あ~あ、今日も勉強しなくてよいな、と半分喜んで寝ていたのを覚えている。

でも土曜日には調子がよくなり、俺は学校へいった。午前中で学校はおわって、俺はいそいそと帰宅した。
久しぶりに動いたせいか、いつの間にか疲れて眠ってしまった。



夢を見ていた。おかしな夢だった。
自分の寝ていた布団が、スーッと1mくらい垂直に浮き、しばらく浮いたあと出られるはずのない大きさの窓から一瞬にして外へと飛び出した。
俺はもちろん、その空飛ぶ布団の上にいた。

下を見ると家の隣の空き地がそこにあった。上空から眺めている家の隣の空き地、その雑草の茂みがやけにリアルに見えた。


その時の気分は、なんともいえず気持ちの良いものだったのを覚えている。
空を飛ぶ夢を見ているときって、肉体的な気持ちよさと精神的な高揚感がミックスされた感じがあるけど、それよりももっと強く気持ちよく感じていた。
「さあ、行こう!」とい年念じれば、その空飛ぶ布団は今にでも光速で飛び立つ気配をたたえながら、俺を載せ空中に浮いていたのだ。


ただ、その時ふと小学生の俺は考えた。

「黙って行っちゃったら、おかあさん悲しむかな?」

その瞬間、空飛ぶ布団は俺の部屋にいた。まさに瞬間移動。
蛍光灯の消された暗い部屋の中で、小学生の俺は、ちょっと惜しいことをしたな、と思った。
そして「やっぱり行きたいな~、よし行こうよ!」と何度も念じたが、それっきり布団は二度と浮き上がらなかった。

そして目が覚めた。


障子をひくと、そこには俺のおかあさんがいて、なにか俺の顔をみて少し驚いたような表情をしていた。
俺は、いま見た夢の話を言おうと思ったが、どうやって説明したらいいのか悩んでしまい、なんとなくこう言ってみた。

「ねえ、おかあさん、ボク、学校から何時ごろ帰ってきたんだっけ?」

おかあさんの返事はこうだった。

「なに言ってんの。あんたは今日もずっとそこで寝てたじゃない」



これは実体験です。ただの夢だったんでしょうか。
もしかしたら、高く舞い上がった空飛ぶ布団の上で即座に出発進行を決めこんでいたら、もしかして俺はそのまま死んでいたのではないでしょうか。
「おかあさん、悲しむだろうな」と俺に思わせた母親がいなければ、そのまま黄泉の国へ旅立っていたのだろうと。そう思わずにはいられません。

子供の頃の俺は学校へ行ったことの記憶が夢だったとはおもえず、どうにもそこだけ納得いかなかったのですが、母親がそんなことでウソをつくはずもありません。
このことがいまも鮮明に思い出す、私の人生最大のオカルトです。



コメント

コメントする

コメントを残す

スポンサーリンク

長編「婚約者1人&彼女2人」

人気記事