【虫の知らせ】俺「久々に離婚した父の実家見に行ったろ」→家の前を通った瞬間、全身に鳥肌が立った・・・

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中学生の時に体験した話


小学生の時に両親が離婚。母方の家で暮らす事になった。当然父親や父方の祖父母に会う事も無くなった。
それから中学に上がり、受験のため塾に通うようになった。月に1、2回塾をサボってゲーム店や本屋に行ったりしていた。

今日はサボろうかなと家出る前に思い、いつもならそのゲーム店や本屋に行くのだが、何故かその日は父方の実家、つまり両親が離婚するまで住んでいた家を見に行ってみようと思った。


家を出て当時の事や、父親、祖父母の事、自転車で夜だから仮に外に彼らがいても自分だとは分からないはず、などと考えながら、かつての家に近付いて行く。

角を曲がり家が見えてきた。
なにやら家の辺りが明るい。
家の前に街灯でも出来たのかなと思いながら近付いて行き、家の前を通った時全身に鳥肌が立ち、血が凍るような感覚になった。


家の前にあった明かりは、葬式の外飾りだったのだ。そこには祖母の名の告別式と書かれている。

その光景のあまりの衝撃と恐怖で五里霧中でその場から離れた。当然、母にも誰にもこの事は言えなかった。



月日は流れ、大学に合格し離婚以来住み慣れた母方の実家を離れ一人暮らしをする事になった。その前に母がちょっと行きたい所があると、2人で出掛ける。

着いた先は、お寺の墓所だった。母の先導で墓所を歩き、1つの墓前で脚が止まった。
父方の先祖代々の墓だ。


一応報告をと母が言う。
花を活け、墓を洗い、線香を立てる。
おじいちゃん、おばあちゃん亡くなったのと母が言う。

祖父は知らなかったが、祖母は昔あの夜に知っていた。知ってたと答えると、母は不思議そうな顔をしながら、虫にでも呼ばれたと聞いてきた。
それには答えず黙っていたが、あぁ、あれは祖母に呼ばれたのだと思い、胸が熱くなるのを感じた。


おしまい



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