【Mさん②】サツ人があった空き家で「人の強すぎる恨み」を見てしまった…

恐怖 0件
no image
161: 2009/05/10
Mさんを巻き込んだ小学生時代の奇行2


小学校から少し行った所には市営の銭湯があって、その真向かいに何年も人が住んでいない家があった。
土地柄爺さんや婆さんが孤独氏した空き家は多かったんだが、親たちから聞いた噂ではそこは違った。

20年くらい前に、一組の夫婦がいたんだが、旦那が浮気をした。妻はそれを許さず、旦那とキスをした時に舌を噛み千切って頃した。
旦那は舌の根元が気道につまり窒息死、妻はその後警察に捕まったが、今はもう出て来てるらしい。
で、そんな修羅場跡に突撃をかました。

Mさんは相変わらず渋々の空気で、メンバーは私とTとMさん。
以前の失敗に習い、私たちの装備は防犯ベルや御守りに数珠。危なくなったら走らずMさんの指示に従う、万が一中に浮浪者がいたら逃げる。
といった具合だった。


玄関の鍵は閉まってたが、勝手口のノブがバカになってたから、無理やり引っ張ったら開いた。
中の空気は生臭く、夏場で蒸した気持ち悪い空気だった。

 

162:
遅くなり親に叱られた前科を踏まえ、昼間の侵入にも関わらず雨戸が閉まった部屋は酷く暗く、懐中電灯で照らしながら進んでた。
中はやっぱり昔ぽい和風で、地元のDQNが侵入したのか、所々ゴミ屑とかがあった。

「中いよったらヤバいな。」
「ソッコー逃げよ」

ひそひそとTと喋る中、Mさんだけは静かだった。
今にしてみれば、Mさんがなんでこんなに静かなのか不振に思うが、当時は当たり前過ぎて何も思わなかった。


廊下の突き当たりにはトイレ、そしてその横には妻が旦那を頃したと言われる寝室だ。
ボロボロの襖にビビりつつ、手を伸ばして襖を開いた。中はささくれた畳がしいた8畳くらいの部屋。

「なんや、大丈夫やったね」

笑いながらつぶやき、Tとお互いを見合わせてると、Mさんが2人の腕を掴んだ。前回同様かなり痛い。

「なんかいる?」
「……あそこ」

ゆっくりMさんが言うがままに、視線を辿っていくと向かいの襖が少し開いていた。

そして、襖には真っ白な指がかかってた。

真っ暗で懐中電灯頼りに来たくらいの室内なのに、なんであの指だけ白い?
ビビりまくり、固唾を飲む私とTを引っ張るとそのままMさんは、廊下に戻してふすまを閉めた。

 

164:
「Fくん連れて来なくて良かったわ。あれ、男に憑くよ。」

ボソッと呟くと、私たちはそのまま外に出た。


明るさに軽い頭痛をしながら、ゆっくりとMさんにあの指は何か問い掛けた。

「生き霊。」
「嫁さんの?」
「多分。よっぽど旦那さん恨んではったんやろね、襖の向こう側は人間の形をしてなかった。」

人間の形をしてなかった……。
Mさんの言葉にゾッとすると、Tが頭を抱えて息をついた。

「うち、あの手知ってる……。あれ串カツ屋のおばちゃんの手や。」


串カツ屋のおばちゃんは、町内に住んでいて串カツ屋を営むおばあちゃんだった。
右手に大きな痣があったんだが、あの手にもついていたらしい。

私たちは真夏なのに冷や汗を浮かべていた。
こんなに近所に、あんな強烈なものを生み出した人が住んでるかと思うと怖かった。

「あんな、2人が怖がる思って言わなかったんやけど……あそこ、旦那さんもいたよ。」

Mさんが言うには、私たちは見えなかったが、旦那の方もあの部屋にいたらしい。
旦那は、妻の生き霊の呪縛が強過ぎてあの場所から離れられずにいると言っていた。


その後しばらくして、串カツ屋のおばちゃんも亡くなりあの家も市が取り壊した。
だがMさんは、その後もその空き地に2人がいると言っていた。


終わり

 

165:


人間ではない形ってどんなんか気になるな
さすがにもう親交ないとは思うが、もし今後Mさんと話す機会があったら聞いてみてくれノシ

 

引用元:https://anchorage.5ch.net/test/read.cgi/occult/1240312831?v=pc



コメント

コメントする

コメントを残す

スポンサーリンク

長編「婚約者1人&彼女2人」

人気記事