【お盆の恐怖体験】山奥で異様な雰囲気のサイクリング部に遭遇。彼らが来た場所で「あるモノ」を見て…ゾっとした…

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お盆休み中、投稿主は友達と2人、北海道の「〇〇の滝」を目指して車を走らせていた。しかしどれだけ進んでも悪道が続くのみで一向に滝は見つからない。
やがて、引き返そうかと考え始めた彼らの前に、突然自転車に乗った集団が現れて───



この時期…お盆になると必ず思い出す実際にあった恐怖体験です。 

いまから5~6年前なんですが、お盆休みをかねて友達と釣りに行きました。 
北海道の道北にある某ダムなんですが、そこは穴場でよく釣れるという情報を聞いてました。 


出発して3時間程で現場に着いたのですが、入り口手前で立ち入り禁止の看板があり、せっかくの釣りが台無しになり友達とガックリ落ち込みました。 

「どうする?このまま引き返すのも寂しいよな…」

というと友達が、

「さっき〇〇〇の滝入り口ってのあったじゃない?ちょっと見に行かない?」 

釣りの予定が観光気分になり、看板の矢印に沿ってその「〇〇〇の滝」を車で目指しました。 


しばらく車を走らせたのですが、行けども行けども滝は見当たらなく、それどころか悪道が続き引き替えそうか迷ってところ、「あっ、向こうから誰か来る!」と友達が指差しました。 
向こうから来るその集団はどうやら自転車に乗って、こちらに近付いて来ます。 
オレは

「よし、あの人方に聞いてみよう。もしかしたら〇〇〇の滝知ってるかもしれない!」 

道の端に車を停め、その集団が来るのを待ってました。 
友達が窓をあけ

「すいませーん!ちょっと聞きたいコトあるんですが、すいませーん!」 

しかしその自転車に乗った集団は下を向いたままボクらを無視するように走り去ってしまいました。 

その時、なにかタイムスリップというか…この世の時間じゃないというか…いままで体験したコトのない妙な感覚を抱いたのを覚えてます。 
言葉をかけたのに無視されたのにも腹が立ちましたが、それとは違う嫌な気分が。 


しかし友達は

「頭くるよな!ちょっとくらい停まって話聞いてくれてもイイじゃん!」と。 

「まっ、そのうち走ってたら見つかるよ」

とオレは友達をなだめたりしました。 


しかし行けどもその〇〇〇の滝は見付かりません。どこかで道を間違えたのか?とも思いましたが、どう考えても一本道なので迷うコトなんてありませんでした。 
さらに突き進むと山の奥へどんどんと登ってるじゃないですか。 
このまま引き替えそうにもいまさら面倒なのと、この先に何があるのか?という好奇心があり車をさらに走らせました。 


車は山奥の中をひたすら突き進みました。『〇〇〇の滝入り口』という看板を見付けてから30分走ったと思います。 
行けども行けども曲がりくねった砂道をひたすら脱輪しないように、友達は慎重に運転してました。 

「さっきの集団が来たってコトは、どこかに抜け道があるんじゃない?それかキャンプ場とか?」

友達がそう言うと、

「たしかに…オレもそう思ってたんだ」

さらに

「さっきの集団ってサイクリング部かな?みんな同じような服装してたよね。きっと夏休みを利用した合宿なんだよ」

と友達が言いました。 
それは分かるのですが、オレには何か引っ掛かる部分…それが何かその時はハッキリ分かりませんでした。 


さっきのサイクリング部の集団とすれちがってから10分くらい起った時です。 

「あっ!また自転車発見!」

今度は一台だけの自転車に乗った人を500メートル先くらいに見つけました。 
オレは友達に

「今度は絶対停まってもらおう!どこから来たのか、この先に何があるのか、ちゃんと抜け道があるのか聞いてみよ!」 

友達にそういうと

「うん、分かった。まかせておいて!」

と頷きずきました。 


さっきと同じように自転車一台通れるようにギリギリ横に避け(その時点で車一台分の道幅)、自転車が来るのを待ってました。 

「すいませーん!すいませーん!」 

自転車が見える100メートル程手前から大きな声で

「すいませーん!すいませーん!」 

それでも自転車は下を向いたままひたすら走ってきます。 

「すいませーん!!」 


その瞬間、自転車は車の横でピタッと止まりました。 
ちょっと唖然とした空気が流れました

「すいません…この先って抜け道ありますか?」 

ボクがそう訪ねると、自転車に乗った少年は下をうつ向いたまた少年は

「あの…あの…」

何を言ってるのか分からず「はい?」とオレは聞き返しました。 

「あの…水…水ありますか?」。 

えっ?とは思ったけど、車にミネラルウォータのペットボトルがあったので「これ飲んでいいですよ」と少年に差し出しました。 
真っ黒に日焼けしたその顔の少年は脇目も気にせず「ゴク!ゴク!ゴク…」と一気に飲み干すと

「サイクリング部の集団とすれちがいましたか?」

と聞いてきました。 

「あっ、その集団ならかなり先に行ったと思うよ?もしかしてキミも同じ…」 

そう言い伝えると少年は「ありがとうございます…」と言って自転車に跨り、また走り去ってしまいました。 


ボクらは呆気にとられポカーンとその少年を見てるだけでした。 
でも、その時…さっき感じた「何かおかしい」が納得できました。それは着ている服、自転車、ヘルメット、全て古いのです。今の時代には違和感を感じてしまう程の古い装備をした少年。さっきの集団もそうでした。 


オレは友達に

「ねぇ…さっきの集団といい、あの少年といい何か古くない?」

と言うと、

「オレもそれ思った。なんか一昔前のサイクリング部だよね」と。

 少年は立ち去ってしまい抜け道のコトも何も聞けずにボクらはさらに車を進めました。 


行けども行けども曲がりくねった道を進めると、オレも友達もその辺りから何か異様なフインキを感じてました。 
「まさかと思うけど…まさかね!」

オレが笑って答えると友達が

「でもさっきの奴の顔見た?汗ダラダラで目かっぴらいて、今日は暑いから分からなくないけど尋常じゃないよ?」 

たしかにそう思いましたが、こんな真っ昼間からお化けなんて…しかも話もしたし。 
いつの間にか車は山の頂上付近まで辿り着きました。 


頂上付近に差し掛かると車一台分をないくらいの細い道幅になってました。 

「これ以上先進むのマズくない?ちょっと車停めよう!」

オレがそう言うと友達も

「うん、こんな所で脱輪したら大変だからね。ちょっとこの先どうなってるか車降りて見てみよ!」。 

二人は車を降り、砂道を歩いて道の先を歩いてみました。


しばらく歩くと曲がり角にぶつかりました。 
曲がり角を曲がると…なんと道が無いのです。正確に言うと車が通れる程の道幅が無いのです。 
そこには一本の細い道があり、その先には階段がありました。 

「えっ!マジで?なんで?さっきのサイクリング部はどっから着たの?」 

二人は混乱してましたが、とりあえず先に見える階段を上ってみました。そこにあったのは… 


そこにあったのは『慰霊碑』と呼ぶにふさわしい高さの塔がポツンと立ってました。 
オレは「まさか…」と思いましたが、自分の目で確かめてみたい気がして、その『慰霊碑』の目の前に立ってました。 
すると… 

『昭和〇〇年〇〇〇県立〇〇〇サイクリング部 ここに眠る…』 

背筋から頭にかけてピーンと寒気を感じました。

「まさか…さっきの…」

オレと友達は目を合わせ「まずい、これはまずい!」と言葉にならない声でお互いを見つめ合いました。 
一目散でその場を去り、オレが車を誘導しながらゆっくりとバックで引き換えしました。 


バックで引き換えした途中に見忘れてたのか…農道が横道にあったので、そこをひたすら走りました。 
しばらくするとキャンプ場があり、とりあえずそこに車を停めキャンプ場の管理人にこの場所がどこなのか訪ねました。 
管理人は

「ここは〇〇〇キャンプ場です。本日ご予約したお客様ですか?」

と訪ねられると

「いいえ。ボクらは道に迷い、あの農道からこのキャンプ場にたどり着いたのです。」 

そう説明すると管理人は

「えっ?あの道は通行止めになってませんでしたか?〇〇〇峠ですよね?向こうからは入れないはずですよ?」と。 

今までの経緯を管理人に話すと

「そうでしたか…ボクも詳しく分からないけど、今から数十年前にこのキャンプ場を出発した〇〇〇県のサイクリング部が落石事故に合ったみたいで、〇〇〇峠にそういった慰霊塔がある話は聞いたコトがあります」。 

さらに管理人は

「今日はお盆ですから…もしかして誰かに自分達の存在を忘れてほしくなかった。それであなた達の前に現れたのではないでしょうか?」。 

誰も信じようにもないような話だけど、その管理人さんは黙ってボクらの体験を聞いてくれました。 
それから友達とその〇〇〇峠の方向に残っていたペットボトルを置き、手を合わせ帰宅しました。 



これがある年の暑いお盆に起こった本当の話です。自分自身、あの世とか霊とか信じない人間でしたが、やはりこういったコトってあるんですよね。 
みなさんの後ろにもw 
では長々とした文章にお付き合いしてくれた方々ありがとうございました。 


 



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