精神を病んだ男が、赤紙で戦争へ行く前に遺したものが怖すぎる…

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戦争によって精神を病んでしまった男性。
彼が赤紙により戦地へ行くまでの間にとった行動は、とても異様なものだった───



祖母からきいた戦時中の話。 
とはいっても、何もない田舎に爆撃機がくるはずもなく、ちょっと疎開してきた人たちといざこざがあったくらいで基本的には平和だったらしい。 


けど、とある兵隊さんの帰還により、すこしだけ村はざわつくことになった。 
たまに村のお地蔵さんのまえに鯉の頭だけがあったり、鶏の首が置かれたりしはじめた。とうとうある日。猫の頭部がお地蔵さんのまえで発見された。 


どう考えても、あそこの家の息子が怪しいという話になった。 
彼は今でいうインテリで大学から学徒出陣した人だった。だが軍学で精神をおかしくして帰ってきたと裏でささやかれる人物でもあった。 


一度きちんと話をしなければならない。そう村の人たちは話をしたが、村長がいうにもうその必要はないという。 
彼には再度、赤紙が来ていた。数日後、彼は村から追い出されるように汽車にのり、二度と村へは帰ってこなかった。 


終戦を迎えた数年後、彼の母の死によりこの家に人はいなくなった。そして親戚の者が、彼の部屋から数枚の絵を見つけた。 
自分の顔をもつ鯉、鶏、猫。それらが笑って兵隊を食べている絵だったという。



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