同級生の葬式に仔猫と仔犬が侵入。触ろうとすると友人に遮られ…友人「アレは仔猫と仔犬なんて可愛いものじゃない。報復して回っているんだ…」

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77:
かなり前に遠方の従弟から聞いた話
従弟は高校生なんだがYのという小学以来の友人が居る
騒がしくて落ち着きのない従弟と、しっかりしてるがあまり前に出ないYとで仲良くやってるそうだ


 一年の12月頃
放課後二人でとりとめない話をしつつテストの予習してたら、同じクラスのギャル系女子グループがキャイキャイ言いながら寄ってきたんだと
いつもなら従弟はノリノリで「モテモテですことww」とか茶化すらしいんだが、この日はその前にYが慌てるように席を立って軽く後ずさった
そしてYはいやに真剣な顔でこう言った

『その黒いの、何処で?』

黒いのというのは女子の一人が身に付けているファータイプの高そうなマフラーの事だった
女子Tは照れくさそうに誕生日におばあちゃんから貰ったと笑って、妙に嬉しそうな態度だったそう

その後Tが「一緒にクリスマスツリー見に行きませんか」とか告白した
けどYは険しい顔をしたままで、Tに返事もせず急いで荷物を纏めて足早に教室を出ていった
慌てて追い掛けてどういう事かと訊ねても

「ごめん、今日は帰る」

という以外だんまりで顔色を見ると物凄く真っ青だったそうだ


翌日の朝学校に着くと三年のK先輩がYにイチャモンをつけて胸ぐらを掴んでた
聞けば人の彼女に手を出すとか良い度胸だ生意気だとかそんなの
YもYで凄く険しい顔をして真っ青になってた

ただ雰囲気が先輩に恐がってるんじゃなく先輩の腰の方に目が言ってた
とりあえず先生が来てくれたからその場は納まったものの、YはHR終わったらすぐに早退してしまい、その態度は昨日のTへの反応とほぼ変わらなかった

メールを入れても無視、電話を入れても無視
今までこんなこと無かったのにって従弟は心配したが、そのまた翌日も顔色は悪いままだが律儀に出てきたそうだ
大丈夫かって訊いたらまあ何とかって反応で笑わないけどちょっと無理してるなって感じ

んでK先輩は今度はTを連れてイチャモンつけてYを貶す貶す
ネクラだのオタクだのタマナシだの罵詈雑言並べ立てて小突いたり蹴ったりしたから従弟が応戦しようたしたんだが、Yに必死に止められたらしい
「絶対さわるな」ってそんな風に


それが二週間程続いて堪忍袋がはち切れそうになった頃、それは唐突に終わった
Tが轢き逃げ事故に巻き込まれ、後日Tの訃報が聞かされた

従弟はYが葬儀を欠席で済ますと思ってたが、寧ろ率先して出ようとしてた事にかなり驚いてた
付き合ってる奴居るのに二股かけようとしたあげく失敗したら先輩けしかけてきた奴の葬儀とか正直行きたくないだろうし
でもYはちゃんと身なり整えてちゃんと参加してた

 

78:
皆が座布団に座って読経も始まり、場が静まりかえった所で奇妙な事が起きた
いつのまにか可愛い参列者、まだ両手に収まりそうな小さな黒猫が訪れてて、その後ろからそれよりも一回り大きな黒い仔犬が付いてきてた
その子たちは各参列者の顔をジーっと見つめて、時折荷物にちょっかい出しを繰り返しては順々に歩いて来た

従弟は犬猫大好きで、その子らが自分の前に来た時確保して席を離れて後で飼い主を探すつもりで手を伸ばした瞬間、Yに思いきり手首を掴まれ、何事かと思ってYを見るとかなり怯えた表情で顔を小さく横に振っていた
Yは従弟家のシェパード可愛がってたから動物嫌いではないのはこの時点で確定してたが、従弟としては意味分からなくて混乱してた

「食べるのはおばあちゃんに嫌な事した奴だけだよ」

不意に目の前から男の声が聞こえて前を向くと、仔猫と仔犬がジーっと、ニマーっと見据えててそのままスーっと消えてしまったらしい

それを見た途端Yは従弟の手を引き一度葬儀場の外に出た
整理の追い付かず初心霊現象に遭遇しテンパる従弟に、Yは静かに落ち着くように諭し、簡単に説明してくれた


あの二匹は神様に近いが良くない何かで、今回は報復をして回っている、仔猫と仔犬なんて可愛いものじゃない
何が狙いか分からないし素人のYには祓う技術が無いので従弟に障らせないだけで精一杯だった
Tについては障り方がマシな方で親御さんの方がもっとヤバイから暫くこの辺りを近付くな

従弟はYに霊感的なモノがあること自体初耳だった
Yを0感だと思ってたからかなり驚いたし最初疑いもしたらしい

けど一月も経たない内に、Tの母親は発狂して通行人を切りつける障害事件を起こして警察からの檻付き病院
父親も父親で原因不明の体調不良を起こして身体中が腫れ上がり入院したので、その辺りは近寄りたくても近寄れない空気になったらしい


んで余談なんだが

従弟「何で霊感黙ってたのw今度胆試し行こうぜww」
Y「やだ、行きたくない」
従弟「何wwビビリなの?wwww」
Y「うん、その代わり怪談なら聴かせるから」
従弟「よっしゃ!バッチコーイ!!」

従弟その怪談聞いた日、シモで大作を描いたそうな

 

79:
>>77
可愛らしいタイトルに騙された
怖かった

 

80:
>>79
あざまっす!
報復の大きさが被害の大きさとイコールでないらしいので、葬儀行くのも本当は相当ヤバかったとか何とか
Y君のおかげで従弟が存命出来てます……

 

81:
>>80

動物大好き人間としては洒落にならんかったわ
葬儀場じゃなかったら俺も絶対さわっちゃうだろうなコレ…(地元では通夜葬式は獣立ち入り禁止)
おばあちゃん=祟り神で子猫と子犬は神遣?みたいなもんかねぇ

 

82:
>>81
そこの所は分からない
けとT家は祖母を結構激しく虐めてたそうで、近所の方総出で何とか逃がす事態があったのを伯母に聞いた
あくまで憶測だけど、もしかしたらおばあちゃんイコールT家祖母かもしれないがT祖母まだ御存命だし微妙か……

 

83:
>>82
>T家は祖母を結構激しく虐めてたそうで近所の方総出で何とか逃がす事態があったのを伯母に聞いた

結構それ重要な情報じゃね?
存命だとしても年配者のDV被害って凄まじいの多いらしいし、良くないものだとしても神の端くれみたいなのが手を下したっぽいし…

 

84:
>>83
そこんところ従弟にメールして、伯母とY君からもう少し詳しい事聞き出してもらってみる
簡単に聞いただけでも恨まれて当然の胸糞オンパレードな話だったし

 

86:
>>77-78の件で従弟がY君家にお祓い行ってた事が判明
といってもY君の叔父に当たる方で、結構大きな拝み屋さんらしい

おばあちゃんはやはりT家祖母との事、けど取り憑かれてたり血筋がそういうモノというわけではなく、そういう石碑?を掃除しただけらしい
そっちはもう手に負えないが、普通に生活する分には問題ないので見守りしか出来ないとの事
で従弟は葬儀の時もふもふに釣られて抱こうとしたのが気に入られて、今度は従弟にトンデモ加護が来かけてたそうな

あと伯母からもう少し訊いた
T祖母がT家から逃げても年金目当てにまだ集ってたそうだ、勿論暴力込み
時折戻されてたのが近所のスピーカー奥さんが確認してた
何かしら思ってても仕方無いと思う

 

87:
>>86
報告乙
やっぱりか~という真相だな
あと従弟くん良いキャラしてるなwwwと思ってたらヤバい事になりかけてたんだな
Y君とY家GJだけと一体何者なんだよ…

 

88:
>>86
K先輩にも障りがあったようなのは、TとKでおばあちゃんに何かやってたのかな
K先輩はその後どうなったの?

 

89:
>>87
そこは特定されちゃうとの事でNG出ました、というか此処に書いてた事も盛大にバレてました……
ほんの少し変わった憑き物が出やすい旧家とだけ

>>88
K先輩もTと同時期にK父母共々事故で亡くなってます
ただこちらは学年も違い、交流もその時くらいしかなかった様子なのでこれ以上の詳しい話は分かりませんでした

 

引用元::https://toro.open2ch.net/test/read.cgi/occult/1416986147/



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