最近テレビで紹介された北海道の村で、不思議な女の子に出会った時の話

不思議 0件
no image
947: 2019/4/28
最近、テレビで取り上げられた村の話。

 
高校生の頃に友人と三人で行った村であり、かなり記憶に残ってある村だったから取り上げて貰えたのがとても嬉しかった。
その村と言うのが北海道の某所にある(仮にSKとしておく)村と言うよりも集落に近い存在なのだが、とても自然が豊かで素晴らしい村だった。 
 
夏休みの間、暇してた俺に婆ちゃんが教えてくれた場所で、聞いた瞬間から俺は居てもたってもいられなくなり、すぐさま友人二人に電話をして旅行の計画を組んだ。


旅行当日、友人の親父さんが送り迎えだけはしてくれることになった。
というのも、SK村が古いせいか地図には載っておらずバスなんかを利用した交通手段が皆無だったのだ。(一応、某マップの衛星写真からは確認できる。塵みたいなサイズだけども)

釣りをしようか、それよりも探検だ。などと童心に返ったようにはしゃぐ俺達をよそに親父さんは不安そうな顔をチラつかせていた。

「その場所、旅館とか宿泊施設はあるんだろうな?もし無くって、野宿とかになって、ヒグマにでも襲われたなんて……洒落にならんぞ?」
 
「えーと、一応テントは持ってきてます! あと熊撃退スプレーも!」

「だから、そんな軽装備なのが心配だって言ってんだよ」

俺達はあはは、と笑い流すとまた元の話に戻って行った。


しばらくして村に到着。
そこは本当に一面の緑、いう訳では無かったが田んぼや一階建ての瓦屋根ばかりのザ・村といった感じの場所だった。
俺達は期待を裏切らない光景に妙に興奮してしまい、さっさと親父さんに別れを済ませて村の中へと足を踏み入れた。

ずさんな計画であったことは分かっていたはずなのに、いざその状況に陥ると言葉も出なかった。
次第に俺達は二人はイライラしだし、ある言葉をこぼした

「とりあえず、俺達三人でつるんでるとDQNみたいで怖がられそうだし、それぞれで泊めてくれる場所を探さね?」

「ってことはこれから俺達別行動?」

「だな」

その一言で決定し、俺達はせっかく一緒に来たというのに個人行動をすることになってしまった。

 

948:
一人で宿探しをしていると畑で一人遊んでいる女の子を見つけた。
正直声を掛けようか迷った。最近は子供に年の離れた人が声を掛けるだけでも通報されたりするので、かなり迷ったが結局声を掛けてしまった。

「何して遊んでるの?」

「お兄ちゃん外の人かー、これはね田んぼの水を泳いでいる魚で遊んでいたの」

確かに魚?ドジョウ?が田んぼを泳いでいる。どうやら少女はそれを弄くって遊んでいたようだった。

「あまりちょすと魚が弱っちゃうよ」

「そうなのかー、じゃあやめる。そのかわりお兄ちゃんが遊び相手になってほしいな」

その言葉にさっきの不安が過ぎった。
田舎とはいえそれなりに人はいる、俺が幼女と遊んでいる姿を見て何も思わないものだろうか? と。

 
結果から言うと、何も思っていなかった。
俺と少女はとにかく色んな遊びをして過ごした。
 
というのも俺は昔からアウトドアな遊びが大好きで、釣り竿(地元の子供と会ったら貸してあげる分のも100均で購入)や虫網などの道具を用いた遊びを初め、そこらの石ころや木の棒を使ったフリーな遊びをも会得していた。
少女には満足してもらえたので内心俺はホッとしていた。 
 
 
結局その日のうちに宿は見つからず(と言うよりも泊まれそうな家二つとも友人に取られてた)、俺は村と山の入り口付近の茂みにテントを張って一夜を凌ぐことにした。

 

949:
次の日、俺と友人二人はまたも別行動。原因としては「昨日の宿泊のお礼と今日泊めて貰う分のお礼をしなくちゃいけない」とのこと。
元より計画では2泊3日を目的にしていたため「最後の日くらいは遊べる」、「ここで農作業を体験するのも良い機会」といって俺だけがぼっちになってしまった。

 
さてどうしようかとうろついていると昨日の少女に会った。

「こんにちは、また一人で遊んでるの?」

「ううん、お兄ちゃんを待っていたの」

これを聞いた時、自分でも気持ち悪いとは思うが変な喜びが込み上げてしまって何も考えずに「OK」を出してしまった。
その日もまた少女と遊んで、昼には休憩を取りながら一緒におひる(飯盒で焚いたご飯など)を食べていた。

するとふと少女が呟いた

「明日帰っちゃうんだ」

「え? なんでそのことを知ってるの?」

「なんとなく」

そういえば村の外から来たことも知っていたし、ちょっと違和感を覚えていた。

「帰ってもこの村のこと忘れない?」

「忘れないよ、だってこんなに良い場所だもん」

「よかった、じゃあまた会えるね」

そうだね、とだけ言ってまた日暮れまで一緒に遊んだ。


そして別れの日、といっても友人二人がお世話になった家の人達に対して号泣しているだけだったが俺も未練が無いという訳では無かった。

気がかりなのはあの少女、今日はいないものかと村中を見て回ったが出会うことは出来なかった。
「さよなら」の一言くらい伝えたかったのだが、居ないんじゃあしょうがない。そう思って迎えに来た親父さんの車へと乗りこんだ。


帰り道、頬杖をつきながら少女ことを考えていると親父さんから一言。

「あの村な、探しても出てこなかったから焦った焦った。ヤバイ村だったらどうしようかと思ってな。そんでお前らを送った後、村長に挨拶も兼ねて話をしに行ったんだよ。
そしたら村長が『老人しかいない村だから、観光なら大歓迎』ってさ。それを聞いて良さげな村だと思って安心できたんだよ」

「あーなる程、だから俺達をすんなりと泊めてくれたわけね」

俺は泊まれなかったけどな。

 

950:
「じゃあ村の子供はあの子一人だけか」

「何言ってんだ、村には若い奴なんて一人もいないよ。村の外から人が来るのだって何年ぶりか、って言ってたぞ」

その時、俺の背筋が凍った。
じゃああの子は一体?
得体の知れないものと遊んでいた、そう考えるだけで俺は呼吸が荒くなった。

だが、友人が言った。 
 
「その女の子って土地神かもね」

「なんだそれ?」

「俺が泊まった家で聞いた話だと、その村の神様で子供の頃はよく皆遊んだりしたんだと。でも村の住人が減っていくにつれて、その女の子も姿を現さなくなってしまった。
それからはせめて自分たちだけでも覚えていよう、ってなわけで観光客でも来ようものならこの話をして、土地神様を皆の記憶に広げよう、って」

「別に自分たちが覚えていればいいんじゃないの?」

「なんか、土地神様とあまり会わなくなったときに偶然出会えた村の一人が尋ねたらしいんだよ、『どうして姿を現さなくなったのか』。
そしたら土地神様が言ったのは、『皆の信仰が減り、たまに姿を見せるのが精いっぱいです。いずれは私の存在すらも消えてしまうでしょう』ってね」

 
その時に俺は理解した。
あの村の住人はもう既に老い先の短い年寄りばかりだ。
しかもタダでさえ少人数となり、土地神様を覚えている村人の数が減った村で信仰を集めようったって、とてもじゃないが希望の持てるような話では無い。

「お前の話が本当だとしても、もう会えないかもな」

 
友人の一言が心に突き刺さった俺はため息をつきながら、外の風景を眺めていた。
すると、一瞬。本当に一瞬だったがすれ違った木の上で微笑んでいるあの少女と目があった。
それが原因か、俺は目から大粒の涙を流し、「ああ、別れって言うのはたった数日だけでも泣けるんだな」と初めて感じた。

 
それからは常に少女との出会いを忘れないよう、心にとめて生活していた。

 

951:
そして最近、テレビを見ているとふと見覚えのある村が目に着いた。
あの時の村だった。
高校生だった時の出来事なので懐かしい、と言う感情も込み上げてきたがそれよりも先に
「これで観光者が増えて、皆の記憶にあの子のことが残るといいな」
といった感情が溢れだした。 


というわけでSK村が取り上げられたので怖い話ではないのですが、思わず書き込んでしまいました。
不思議な体験ということで、皆さんにも観光に言っていただけたらと思います。

長分失礼しました。

 

957:
>>951
観光に行ってやりたいけど、そのテレビも見てないしsk村じゃわからんから行けん

 

973:
>>951
ところで秋田の人なのかな?
ちょす、って標準語じゃないんだけど 、確か秋田の人が言ってた気がするなー、て
で、ちょすって何て意味なのかな

 

974:
ちょすって一応北海道でも使う人いるよ
触る、ちょっかい出すみたいな意味だけど>>951は唐突すぎて不自然さが凄い
地元っぽさを出したくてそうしたんだろうけど何でちょすだけ北海道弁なんだよ

 

975:
ほー、ちょっかい出す、が超短くなってるのか
北海道でも言うのね
ありがとです

 

967:
和人地の集落ってこと?
言い方的に開拓期より前っぽいし瓦があるならアイヌではないわけだよね
あんま分かんないけど真偽確かめたい人居るんならそこら辺調べれば良いんじゃない?

 

引用元::http://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1546870543/



コメント

コメントする

コメントを残す

スポンサーリンク

長編「婚約者1人&彼女2人」

人気記事