【後日談】「それ自体が地獄。存在してはいけないもの」という曰く付きの箱の話(他1話)

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805:
祖父から話を聞いてきました。 俺が興味を持ってるのを知ったようで、嬉しそうに話してくれましたよ。 

やはり箱は北海道にあるらしいのですが、内情まではわからないとのこと
ただ、アジア人が北海道の土地を買っているようで、そこで悪用されてるんじゃないかと不安になっていました。
人や物が動けば、それだけ金銭も動くからと

 
そして、人形の話を聞かせてくれました。
祖父が買ったいわく付きの品の一つです。
俺は一度だけ見たことがありますが、 最後は飼い犬にズタボロにされて捨てました。

事の発端は、祖父の知人が面白半分で買ったものを祖父に売った事です。
この人形は、祖父のオカルトへの起爆剤だったみたいです。例の箱を買ってからは、もう懲りたみたいです。

 

806:
とある夫婦の話になります。
途中までは良くある話なのでまとめると

初めは仲が良かった夫婦、子供が産まれてからは浮気を繰り返す夫
そして、次第に夫婦関係が崩壊する。
そんな良くある話です。
そして王道の流れで子供が亡くなります。


しかし、夫婦は離婚せず再構築を選びました。
深刻なダメージを受けた奥さんは変わりました。 明るくて清楚だったのですが、その面影はありません。 
そして、いつの日か人形作りを始めました。 その人形を作って、亡くなった子供の代用にしたのです。
そこから奥さんはまた元気になりました。 
 
そこからも奥さんは人形を作り続け、あろう事かそれを近所に配り始めました。
人形を人のように扱い、どこか壊れてしまった奥さんを周囲は気味悪がって受け取ることを拒否しました。
当たり前と言えば当たり前です。

 

807:
ある日、奥さんからクマのぬいぐるみをもらった子供がいました。
近所の人も、まあクマのぬいぐるみならいいかなと思ったみたいです。 ゲームセンターであるような、普通のぬいぐるみだったそうです。

しかし、そこからその家に怪異が始まりました。 家の中でバタバタと走り回る音が聞こえてくるのです。
そして、子供が「ちーくん」と遊び始めました。
流石に怖くなったので、それを周囲に話すと、回り回ってその旦那さんの耳にも入りました。 
 
旦那さんは家まで伺い、ぬいぐるみを引き取りに行きました。
その日は子供は大泣きし、何とか説得して引き取ることができました。旦那さんはどうしてもぬいぐるみを引き取りたかったみたいでした。

後から聞いた話では、「ちーくん」は、子供が自分の事を呼ぶ時に言っていたようです。
舌足らずで、自分の名前をはっきり話せなかったようで、その夫婦はそんな呼び方をしていなかったので 、どうやって接点のなかった近所の子供が知ることができたのかと、旦那さんはゾッとしたみたいです。

そして、ぬいぐるみに違和感を覚え、中の綿を取り出すと 、奥さんが作った人形が入れられていたみたいでした。
その人形、亡くなった子供の髪の毛と遺灰が混ぜられて作られていたようで 、遺骨の中身はほぼ空っぽになっていたとか

 
祖父はその人形を20万ぐらいで買い取ったようでした。
なぜ、そこまでそんな金額を出したのか聞くと 

「ああいう人の念が詰まったものは、不思議な魅力がある。 道具と一緒で、奇妙な愛着が生まれる。」

とのことでした。
祖母は始めはいいじゃないのと言っていたなのですが、祖父から話を聞いて捨てるように釘を刺されたみたいです。

 

814:
>>807
愛着じゃなくて執着させられる魅力はあるかもしれない
祖母はまともな感性で良かった・・・

 

引用元::http://mao.5ch.net/test/read.cgi/occult/1546870543/



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