深夜、向かいの家の屋根上から男がニュッと首を出した→奇妙な動きを始めて…

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深夜に帰宅することが怖くなる話。
不気味な音を聞いても容易に振り返らない方が良いかもしれませんね…。



私の家は一戸建てで、夜10時を回ると駅前からも人通りがなくなるような田舎にある。
先月午前様で帰ってきた時の話なのだが、玄関先で鍵を出そうとしたら、背後でギッシギッシと古い木造廊下を歩くような音がする。
振り向いてもお向かいさんちの壁があるだけで、周囲を見回しても誰もおらず、しかし足音?は段々と大きくなる。

なんだろうかと思いながら、ふとお向かいのさんち二階に目をやると、音が止んだ。
そして、屋根の上からニュッと男が首を出した。


うちとお向かいさんちの間にはカーテンを引かないと文庫本が読めるほど煌々とした街灯がある。その光に照らされて、男は右に左に首を回しはじめた。
どうも妙な動きで、見回すというより人形の首を回しているような無機質な印象で、視線も動いていない。


往復の間にも、ぎょっとして固まったままの私と目が合うが何の反応もなく、ぼんやりとした表情のまま何度か繰り返すと、出てきたときと同じ唐突さで屋根の向こうへと引っ込んだ。
再びギッシギッシと足音?が鳴り、すぐに小さくなって消えた。
私はしばらく見上げたままでいた後、鍵を取り出し家に入り風呂に入って寝た。



翌朝、母にお向かいの家族構成を聞いてみたが、老夫婦二人だけで、二人いる息子さんはどちらも県外で所帯を持っているとのことだった。
今日まで泥棒が入ったなどの情報がないので誰にも言わずに来たが、不審者として警察に通報するべきだったろうかと今さら悩んでいる。



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