【名作】最後にワイの人生を語らせてくれ…(※以後10による「アサシンババアと戦った話」をお届けします)

人生 0件
1:
ええか

 

5:
どうぞ

 

6:
ダメです(だから生きろ)

 

7:
あと60年は語り続けろ

 

10:
あくしろよ
語らんならワイがアサシンババアと戦った話するぞ!

 

11:
1998年7月16日 広島県で生まれる

 

12:
20歳ぐらいか
はよ語れ

 

14:
終わってて草

 

16:
おいおい
ザ・ワールドでもくらっとるんか!

 

17:
癌J民ってことではないよな?

 

20:
生まれたとこまででお前の人生は終わりか?

 

21:
>>10
して

 

24:
しょうがねえなぁ・・・

あれは30年くらい前、俺がまだ小学校低学年くらいの時か・・・
下校ルートから少し外れた所に平屋の一軒家があった
その一軒家は竹藪の中にあり、ボロボロで薄気味悪かった
そこに通称「アサシンババア」が住んでいた・・・

 

25:
>>24
アサシンババアで笑った

 

26:
俺はいつも家が近い3人の同級生と帰っていた
ともき、たくや、俺だ
いつも道草をしながら帰っていたある日、たくやが竹藪を探検しようと言った

 

27:
特にすることも無く、暇だったのでともきと俺も同意し、竹藪を進んでいるとボロボロの一軒家があった
一目で廃屋だと思った我々はテンションが上がり、中を探検しようと思った

 

28:
ガタガタの引き戸をたくやが無理矢理開け、恐る恐る中に入った
中は思ったほど荒れておらず、もしかしてこれ人住んでるんじゃね?という思いが3人の頭によぎった

 

29:
気弱なともきは「やべーよ・・・絶対人住んでるよこれ、やめようぜ」とビビっていた
俺も正直気持ち悪かったのだが、ガキ大将のたくやは「大丈夫大丈夫www」と強気だった

 

30:
少し中に進むと古い台所があり釜戸があった
それを見て3人は凍りついた
釜戸に薪がくべてあり、鍋がグツグツ煮立っていた・・・
それを見つけた瞬間3人は家から飛び出した

 

31:
急いで家から出ると、薮の奥の方30mくらいの所にボサボサな髪でボロボロな布みたいなのを着てるババアが立っていた

 

33:
完全に時が止まり、体が動かなかった
一瞬のような気もするし何分か立ち止まっていたような気もする

ババアがいきなりダッシュして向かってきた
腰が抜けそうな感覚になりながら鼻水、涙を流しながら死ぬ気で走った

 

34:
無我夢中で竹藪から全力で逃げた
どこをどうやって逃げたか覚えてないが、気がつくと家の近くの公園に3人でいた

 

35:
3人ともしばらく呆然としていた
たくやが「なんださっきのババア・・・」と言った
ともきは「絶対にヤマンバだ」と言った

 

36:
名前は忘れたが俺がその時読んでいた小説にアサシンという言葉があり、なんかヤバイ殺し屋的なイメージがあった
俺が「あれは絶対にアサシンだ」と言うと、あのババアの名前は「アサシンババア」に決まった

 

37:
次の日から俺たち3人はアサシンババアの話で持ちきりだった
あいつは何者なのか、人間なのか、なぜあんな所に住んでいるのか・・・
恐怖と好奇心が入り交じり、3人でいつも語った

 

38:
あの時の恐怖はかなりのものだったが、そこは小学校である
次第に好奇心の方が勝り、「アサシンババアを退治しよう!」ということになった
もちろん言い出しっぺはたくやだ

 

39:
ある日、たくやがパチンコ(スリングショットのオモチャみたいなの)をランドセルに入れて持ってきた
これで勝てる!俺達はワクワクしていた

 

41:
下校時間になり、俺達は校庭で弾になりそうな小石を大量に集め、アサシンババアとの戦いに向かった
たくやがパチンコを持ち、ともきと俺が小石をポケットに大量に入れた

 

42:
たくや有能

 

43:
竹藪を進むにつれ徐々に恐怖心が蘇ってきたが、こっちにはパチンコがある
大丈夫だろうという自信があった
家が近づいてくると周りを見渡し、アサシンババアが外に居ないことを確認した
息を殺し、姿勢を低くしてたくやを先頭にジリジリと家に近づいた

 

44:
今回は引き戸からではなく少し遠回りして家の裏に回る作戦だった
物音を立てないように慎重に進み、家の裏側に回った

 

45:
慎重に近づくと、縁側のガラス戸が開いており、座敷が見えた
徐々に距離を詰める

いた!!アサシンババアだ!!

アサシンババアは座敷で横になり、テレビを見ていた
我々は背後から覗く形になった

 

46:
たくやが静かにパチンコを取り出す
俺が丸くて硬そうな小石を一つ差し出した
たくやが小石をセットしモーションに入りアサシンババアに狙いを定める・・・
全ての音が止み、無音になる

 

48:
その時、アサシンババアがいきなりガバッ!!とこちらを振り返った
ひぃっ!!と3人で悲鳴を上げると同時にたくやのパチンコから小石が放たれた
相当なスピードだったと思うが、アサシンババアは悠々と首を傾げ躱した
躱すと同時にアサシンババアは立ち上がろうとしている
ヤバイ!!本能が逃げることを選択し、後ろを振り返らず全力で走った

 

50:
いつもの公園まで全力で走り、座り込んだ
なんなんだあのババアは・・・
3人の頭の中では最早アサシンババアは人間とは違う生き物になっていた

 

51:
アサシンババア強くて草

 

52:
次の日からまた暇があれば作戦会議が始まった
どうすればアサシンババアを倒せるのか

当時はエアガンはあったが、まだ電動ガンは無かったような気がする
エアコキの単発エアガンでは火力が足りない
たくやのパチンコが最強の飛び道具だった
そもそもエアガンを買うお金など持っていない

 

53:
我々は図書館で様々な本を読み、ある結論に至った
弓と矢と槍を作ろう!
参考にしたのは横山光輝の三国志だ

 

55:
その日から武器の製作が始まった
たくやの家の裏には山があり、そこで材料を調達し武器製作に取り掛かった

 

57:
たくやが家からノコギリや鉈を持ち出し、裏山の竹や木を切り倒した
弓はしなる竹の方がいいだろう
弦は測量に使う道糸?みたいなのをたくやが家からぱくってきた
かなり試行錯誤をして弓を完成させた

 

58:
矢と槍は簡単だった
細くて硬いコサンダケを矢に加工し、10本ほど作った
槍も同様に丁度いい太さの竹の先端を鋭角に切り落とした

 

59:
正直弓矢の完成度はかなり高かったと思う
練習で土手に向かって発射すると突き刺さった

 

60:
たくやが弓、俺が槍、ともきが矢を担当することになった
もう夕方だったが、テンションが上がった俺達は「今からアサシンババアを討つ!」という流れになった

 

62:
おそらく5〜6時くらいだったと思うが、夏(確か7月くらい)だったのでまだまだ明るかった
それでも竹藪の中は薄暗く気味が悪かった

 

63:
普通に生活してたらガッキが不法侵入したり攻撃してきたり
ババアが気の毒や…

 

66:
弓と1本の矢を持ったたくやを先頭、予備の矢を持つともきがその後、最後尾を俺が槍を持ち竹藪を進んだ
周囲を警戒しながらゆっくり進んで行く

 

67:
「いてっ!!」
先頭のたくやが何かに足を取られ、後ろに倒れ込んだ
それに巻き込まれともきと俺も倒れる
「おい!なにやってんだ!」と小声で言うと、たくやが固まっていた
たくやの先に50cm程の明らかな落とし穴があり、落とし穴の底に先を鋭く尖らせた竹が何本も上を向いて刺さっていた

 

69:
それを見た俺とともきも暫く言葉が出なかった
「アサシンババアは本気だ!俺達を殺す気だ!」
という思いが頭をよぎった
たくやを引き摺るように起こし、武器を投げ捨てて全力で走って逃げた

 

70:
人生で初めて明確な殺意を感じ取った俺達は恐怖した
もしかしたら俺達は本当にヤバイヤツを相手にしているのかもしれない・・・

 

72:
もう陽が傾き始めていたのでその日はそのまま解散になった
次の日、休み時間に3人で集まり、もうアサシンババアを討つのは諦めようという事が決まった

 

73:
その日の昼休み、俺達3人は先生に呼び出された

先生「お前達、〇〇地区の〇〇さんという人に悪戯をしているだろ!」

俺達はすぐに「アサシンババアだ!」と分かった
どうやらアサシンババアが学校に苦情を入れたようだ

 

74:
放課後、先生に連れられて俺達はアサシンババアに謝りに行くことになった

先生はアサシンババアの恐ろしさを知らない!
もしかしたら先生も俺達もアサシンババアに頃されるかもしれない!
本気で俺達はそう思っていた

 

75:
すぐにでも逃げ出したかったが、帰りの会が終わると3人ともそのまま先生に呼び出され、先生の車に乗せられた
俺達は死刑宣告されたような顔をしていたと思う
アサシンババアの住む竹藪が近付いてくる

 

76:
竹藪に着き、先生を先頭に竹藪を進む
落とし穴があった所は綺麗に埋められていて、何も無くなっていた

 

79:
アサシンババアの家に着いた
俺達は先生の後ろに隠れ、怯えていた
先生が「すみませーん!」と声をかけると、中から音がした

 

80:
恐怖心から足腰の感覚が無くなり、泣きそうだった
ガタガタと引き戸が開き、中からアサシンババアが出てきた

あれ?アサシンババアかこれ?
アサシンババアは少し小綺麗な格好をし、たぶん化粧をしていた為全然印象が違った

 

81:
先生が深々と頭を下げ、何度も謝罪をした
アサシンババアは不機嫌そうな顔をしていた
俺達3人も先生に促され、「悪戯してすみませんでした」と頭を下げた
今思うと悪戯の域を完全に超えていたと思う

 

83:
不機嫌そうな顔をしていたアサシンババアは頭を下げる俺達を見てニコッと笑った

「最初はぶっ殺してやろうかと思ったけど、ガキのすることだ、もういいよ」

そう言って笑った
アサシンババアの声を初めて聞いたが、思いのほか優しそうな声だった

 

84:
ずっと人を食らう化け物か何かと思っていた俺達はアサシンババアの声を聞いて心から安堵した
普通のオバサンだったんだ
そう分かると何故か涙がボロボロ溢れ出た

 

85:
3人ともボロボロ泣きながら何度も謝った
アサシンババアは

「もう許してあげるってwwwその代わりもう二度とこんなことするなよ」

といいながら優しく笑った

 

86:
帰り際にアサシンババアは「また遊びにおいで」と言った
先生が深々と頭を下げて帰路に着いた

 

87:
先生の車に乗る前に3人とも先生に思いっきりビンタされた

 

88:
痛む頬をを擦りながら3人とも先生に家まで送ってもらった
家に着くと親が玄関先で待っており、先生に何度も謝罪していた
先生が帰るとオヤジに死ぬほど殴られた

 

90:
次の日、学校に行くとたくや、ともきも顔が腫れていた
家で死ぬほど怒られたらしい

その日の帰り道、3人でアサシンババアの家に行った

 

91:
アサシンババアを討つ為にではなく、普通に遊びに行った

外でなにやら作業をしていたアサシンババアは俺たちを見るとニコッと笑った
「菓子食うか?」と言って家に上げてくれた

 

92:
座敷の奥には仏壇があり、アサシンババアの夫であろう男の人の写真が飾ってあった

その日から俺達はほとんど毎日下校時はアサシンババアの家に寄って遊んだ

 

93:
小6になると生意気にともきに彼女ができて一緒に帰らなくなった
相変わらずたくやと俺はアサシンババアの家に寄っていたが、徐々に回数は減っていき、中学に上がると部活があるのでほとんど寄ることはなくなった
休みの日にたまに顔を見に行く程度になった

 

96:
中学までは3人とも同じだったが、高校は別々だったのでほとんど会うことはなくなった
当時は携帯電話もなく、顔を合わせると話すくらいだった


確か高2の夏休みだったと思う
家の近所でたくやとばったり会い、立ち話をしていた
「アサシンババアって覚えてるか?」
たくやがそう言った

 

97:
アサシンババアが気になった俺とたくやは2人で見に行くことになった
竹藪を進みアサシンババアの家に着く
声をかけるが返事が無い

 

98:
勝手に引き戸をガタガタと開け中に入る
様子がおかしい
生活感がない

 

99:
家の周りをグルッと探したがいない
どこかに引っ越したのか?
仕方なく諦めて家に帰った

夕方になり帰ってきた母にその事を聞いてみた

 

100:
アサシンババアは半年ほど前に亡くなっていた

 

101:
悲しいなぁ…

 

102:
すぐにたくやとともきの家に電話をかけてその事を伝えた
次の日久しぶりに3人で集まった

 

103:
3人でアサシンババアの家に行った
勝手に家の中に入る
昨日は気付かなかったが、仏壇には男の人の隣にアサシンババアの写真が飾ってあった

 

104:
3人で仏壇に手を合わせて帰った

 

105:
家に帰ってなんでもっとアサシンババアの家に行かなかったのかと後悔した

 

106:
最初こそ敵対関係にあったアサシンババアだが、学校帰りにいつもお菓子やジュースをくれたアサシンババアは俺達にとっては第二のおばあちゃんみたいな存在だったと今更ながら気付いた

 

109:
もう30年ほど過ぎてアサシンババアの家は取り壊され、跡形もなくなっている
竹藪も造成されニュータウンになり今は住宅が建っている

今でも地元に帰るとアサシンババアの家があった辺りをなんとなく通ってみたりする

 

107:
泣けるやん

 

110:
名作中の名作やわ

 

112:
今でもたくや、ともきとはたまに盆か年末年始に集まって飲んでいる
集まるとアサシンババアのことを懐かしく話す
もうアサシンババアがこの世にいた印は何も無いが、俺達3人の心の中には今でもアサシンババアが生きている

 

113:
めっちゃええ話やん

 

114:
終わりだ
お前達もおばあちゃんおじいちゃんがまだ生きてるやつは大事にしろよ

 

115:
イイハナシダナー( ;∀;)

 

116:
あ、ワイスレ主じゃなかったわwww
イッチ乗っ取ってすまんかったなwww

 

77:
イッチ乗っ取られてて草

 

78:
>>77
面白いからしゃーない

 

117:
イッチが人生語らないってことは生きようと思ったんやな

 


引用元::https://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1553172846/



コメント

コメントする

コメントを残す

スポンサーリンク

長編「婚約者1人&彼女2人」

人気記事