「霊感がある」と自称する友人が、霊感持ちなら必ず避けるアレをやってた…

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自称霊感持ちの女の子「美和」と仲良くなった中学生の投稿主。投稿主自身も霊が見える体質だったことから意気投合した2人は、一緒に行動するようになった。しかし投稿主は彼女の言動に少しずつ違和感を感じ始める。
そんなある日、美和が「霊感持ち」ならば絶対に避ける危険な行動をしていて───



 中学の頃に美和と言ってすごく仲のいい友達がいました。美和とは別々の小学校で、中学に入学して同じクラスになり、3日目くらいには意気投合して一緒に行動するようになりました。
 そんな短時間で仲良くなった理由は、私と美和の家系が似ていたからでした。
 実は私の母方の家系は、代々お払いをしている家で、私が色濃く受け継いだようで、小学生の頃から、よく見えていました。美和の家も、おばちゃんがお払いをしているらしく、小さい頃から見えるんだと言っていました。



 違和感を感じ始めたのは、半年くらいしてからでしょうか。私の通っていた中学は歴史が古く地場が悪かったせいか、校内をうろつく人がかなり
多かったんです。けれどとくに悪い人もいないので、私は必要以上に、口にすることはしなかったのですが、美和は事あるごとに、「あそこに男性がいる」「あそこに女の子がいる」と言ってくるのです。
 確かにいないことはないのですけれど、たまに性別が違ったり、発している気が強い人を無視して、ほとんど場所と同化しかけている人を、「可哀想…あの人すごく苦しんでる」と言ったりするのです。
 私は、それにいつも生返事しかしていませんでした。



 そんなある日、放課後委員会で遅くなる私を美和が教室で待っていてくれると言うので、終わってから急いで教室に戻りました。すると、1-2の教室に近づくほど異様に空気が重く、濁っていて、一階にいた人たち(霊)がみんなこちらを見ているのに気づきました。
 何が起こっているのかと、教室を覗きこむと、美和を囲んで、4人の女子がこっくりさんをしているのです。正直、あの光景を目にした瞬間は、頭が真っ白になりました。



 こっくりさんとは、言わずと知れた降霊術です。霊に理解のある人間なら絶対に手は出さないし、ましてうちの中学でやるなど自殺行為です。それを美和が分かってやっていようと、知らないでやっていようと、早く止めないと、
 教室はすでに満員電車状態になりかけていました。止まらない吐き気と頭痛に空間が歪んで見える中、どうにか美和のいる場所まで歩いていき、
10円から手を離させ、全員を教室から出して、いつも持ち歩いているお守りに入れていた塩をまきました。
 先に4人を帰して、美和になんでやったのかと聞くと

「だってうちの学校って幽霊いっぱいいるから当たると思ったんだよね」と、笑いながら言いました。

 その時、私は、私が信じてきたものは何だったんだろう…と別の意味で歪んで見えました。



 その一件から、美和とは少し距離をおくようになり、別のグループの子達と仲良くなりだした頃、違うクラスの女子から昼休みに呼び出されました。何か嫌なことでも言われるんじゃないかと内心ビクビクしていると、その子達は「ねぇMさん、最近美和と一緒にいないけどなんかあった?」と聞かれ、なんと答えていいのかわからず、「うん…まぁ…」と曖昧に返事をすると、その子達は口々に言いました。

「あーやっぱそうなんだ」
「美和って幽霊見えるとか言ってきたんでしょ?」
「マジありえない。ウケるよね」

 聞くと、その子達は、美和と同じ小学校出身で、その頃から美和は得意げに「おばあちゃんは霊能者」「だから私も見える」と言っていたそうで、最初はみんな信じてお払いまがいなことをしながら、美和を尊敬の眼差しで見ていたらしいのですが、どこからかおばちゃんはただの人だとバレて以来、美和のメッキは剥がれ、浮いた存在になったそうです。



「小学校の頃とか、めっちゃハブってたよねー」
「Mさんにも、いつ声かけよかなぁって思ってたけど、いつも美和といたからタイミングなくてさ」
「美和とはもう関わんない方がいいよ」

 そんな感じの事を言われました。



 その時、よく思い出して気づいたんです。最初に私に声をかけて来たのは美和で、「私小さい頃から霊が見えるんだよね」そう言われ、気が揺るんだ私がつい「私も」と言ってしまったあの日。
 校内にたくさんの浄化できない人がいると私が口にした日から美和は、「あそこに…」「あそこに…」と言うよになり、とても強い気を発しているあの人が階段のところにいた時、耳を劈くような耳鳴りに耐えかねて、美和に言ってしまった時から、美和はその場所に執着するようになりました。
 けど…あの人は、その場に留まるタイプじゃなく、移動型でした。
 考えてみれば私も相当バカで、美和が見えていないのは明らかだったのに、初めて同じ感覚の人間に会えて嬉しかった気持ちのせいで気づきませんでした。



 美和とはそれっきり、2年でクラスが離れ、廊下で会っても目も合わせなくなり、どちらかというと美和の方が私を避けてたように思います。高校も違う場所へ行き、まったく関わりはなくなりました。
 私は高校で本当の理解者に出会うことができ、その子とは今も付き合いが続いています。ただ、なんの因果かその友達が美和と同じ大学の学部に通っているようで、美和は今でも見える人を演じているようです。
 今ではお札のようなものを売りさばいていると聞き、なんだか情けなくなりました。

 以上です。長々とすみません。



コメント

  1. 1
    名無しのオカルター:

    前の職場に30も過ぎて、出会って2日くらいで「見えるの」とかほざいてきたシャクレブスおったわ。歳の近いワイだけじゃなくて、おばさまたちにも幽霊いた!とかベラベラ話して心配してもらおうとしてたから、人格障害やろな。
    異常なまでの被害妄想やったし。
    さやかちゃーん。

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