「自称・霊感がある少女 愛美」の店を潰すほど恐ろしい行動の数々がこちら…(6話)

恐怖 3件
29: 1話目
大学の夏休み、男2女1で肝試しに行った時の話。
地元に心霊スポットの公園がありサークルで知り合った2人を連れて行った。その公園は山の頂上付近で夜になると誰も近づかない場所だった。
山道を30分ぐらい歩き、公園に着いた時点で午前2時を過ぎていた。


地元民の目撃証言によると、その公園で首を吊ろうとして上手く吊れずにもがき苦しんだ後、死んだ男性の霊が昼夜問わず助けを求めて出てくるという事だった。
(自称霊感少女の)愛美は、話を聞くなり公園の左隅にある木を指差し「あそこ。辛そうに泣いてる」と言い、木の下に座り込んだ。
そこにはいませんよ。


僕と竜也(お寺の息子のメガネ君)は小さい頃から見える体質で、愛美の見えるフリを見るのが楽しかった。現に、男性は右隅の木にいて目をひんむいて足をバタバタさせている。
不謹慎ながらも笑いつつ木の下で座り込み、ウンウンと頷いている愛美に、「何て言ってるの?」と竜也が聞いた。
「妻と子供に会いたいだって。」
その人は独身ですよ(地元のおっさんが言ってた)。

 

31:
また笑いが込み上げてきた。あまりに真剣な顔の愛美に余計に笑った。
これ以上ここにいたらいけないような気がして(愛美が変に情けをかけるから)、公園を出て山を降りた。
竜也の車で近くのコンビニまで走っていると、フロントガラスにバタバタともがく足が見えた。思わず「うわっ」と声が出た。すぐにすぅーっと消えていなくなったのに愛美は、
「苦しい、息が。やめて!成仏して!」
迫真の演技。
「大丈夫か?」
あえてノッてみた。
「大丈夫。雅樹(自分)と竜也には迷惑かけないから」
何かブツブツ言った後、フゥとため息をついて除霊が終わったらしい。笑いたかったが我慢してコンビニに着いてトイレに駆け込み爆笑した。


愛美をアパートまで送り竜也と2人で爆笑。
その日から(自称霊感少女)愛美に敬意を表し、『GSパープリンガー』と呼ぶようになった。

パープリン…地元の言葉で馬鹿とかアホとかそういう意味。他にも色々あるが。
ガー…最上級を表したかった

 

32:
パープリンとはまた懐かしい言葉だな。
GSって何?

 

33:
GS…【GS美神】?のゴーストスイーパーです

 

34:
なるほどそれか。
愛美のほかのエピソードも聞きたいな。

 

35:
愛美の話はかなりあるんでぼちぼち書きます

 

36:
大学一年の春、竜也と入学早々サークルで友達になり二人の共通の趣味である釣りに出掛けた。


上〇屋に釣り道具を見に行った時に、初めて愛美(後のGSパープリンガー)と出会った。可愛い女の子が一人で釣り道具に来るなんて珍しいとチラチラ見ていたら、
「あの、〇〇ダムってどこにあります?」
と話しかけられた。
僕の地元は県外。
「ダム?さぁ?」
と答えた時、竜也が、
「〇〇ダム?今から行く所だったんだよ!一緒に行く?」
下手なナンパみたいな感じで誘った。
愛美は、
「行く行く!」
実に軽い女と思った。


おかしな事に愛美はロッドを持っていなかった。でも、そんな事はどうでもよかった。可愛い女の子と釣りが出来る。テンションは高かった。
車で一時間弱走りダムに着いた。下に降りれる場所を探し、竜也と釣りを始めた。
ふと愛美を見ると車の近くでボーっとダムを見つめてた。
「道具ないから釣り出来ないんじゃない?」
竜也は車に戻り何やら愛美と話した後、僕に手招きをしてこっちに来いと言った。

 

37:
「どうした?」
話しかけた僕に竜也は、
「この子、おかしい。不思議ちゃんだよ。」
と耳打ちした。


聞く所によると何年か前にここで心中したカップルがいたとか。その霊を慰める為に愛美はここに来た。
確かに随分昔に何人か死んだと竜也は言っていたが、数年前に死んだ人はいないらしい。竜也も僕も何も見えないし感じない。ただの噂だと思った。
愛美は手すりからジッと下を見て、
「ここから落ちたのね。可哀想に。まだ見つけられてないのね。」
危ない奴。何が見えてるんだろう。愛美はポケットからよく分からない御札を取り出し、ダムに投げ込んだ。
その瞬間、ぐっと抑え込まれる感覚がした。
「何を投げた!」
竜也は血相を変えて言った。
愛美は、
「マナがサイトで見て作った御札よ。これで安らかに眠れるはず。」
確実に逆効果だった。眠ってた人達の怒りに触れたに違いない。
急いで道具を片付けて、愛美を車に押し込み走った。僕は車の中で、 「君は除霊出来るの?素人なんでしょ!」
愛美はニコニコ笑って、
「小学生の時からやってるから大丈夫。」
よく今まで生きてたな。

 

40:
呆れた。誘うんじゃなかったと後悔した。
「あのカップルありがとうって言ってた。」
愛美は得意気に言ってた。
竜也も呆れてるに違いない。運転する竜也の顔をバックミラー越しに見ると僕の後ろの方をしきりに見ていた。
僕も気付いた。窓の外から複数の視線を感じる。ヤバい。ついて来た。
「飛ばすぞ!」
急加速した。なかなか振り切れない。車内にブワッと風が吹いた。ん?まさか?!
愛美はいい風とか言いながら窓を全開に。
「閉めろぉっ!」
僕は気が付いたら叫んでいた。


何とか難を逃れ、大通りまで出れた。まだドキドキしていた。上〇屋まで戻り、愛美をさっさと下ろして帰った。
次の日、竜也と大学で会い話していると、
「あれ?同じ大学だったんだ。」
会いたくない奴に会った。しかも、何故か物凄くフレンドリー。黙っていれば可愛いだけに残念で仕方がない。
連絡先を聞かれ、想像した大学生活の歯車が狂いだしたような気がした。

長文すんません。

 

42:
愛美に恐怖する実話体験だな。
俺はこういうの好きだ。
文章も読みやすくていい。

 

43:
>>42
ありがとうございます
GSパープリンガーとは長い付き合いだったので、色々ありすぎて何を書けばいいか

 

44:
霊感が無いのを指摘した事はないの?

 

45:
>>44
何度もありますよ
彼女曰わく、僕達には低級霊しか見えないらしいですw

サークルの人も彼女の言う事を信じてました。可愛い子とガリ眼鏡の男だったら、みんな可愛い子の方を信じるみたいです

 

47:
見えてる振りしてたら危ない事。ダムの時幽霊が付いてきてた事とか教えてないの?
俺なら徹底的に問い詰めて嘘を暴いてしまいそうだ・・・。見えてる友人が居るんなら心強い。

 

49:
>>47
ダムの時は簡単に言うと、ついて来ていたって言っても「そんな筈は無い」「成仏した」の一点張りで…
彼女は僕達を霊感では格下に見ていたので聞く耳持ってませんでした(友人としては対等でした)

 

51: 2話目
暇なのでもう一つ投下

一年の夏休みに、いつもの三人と愛美の友人の桃子の四人で僕の地元に一泊二日で旅行した時の話

夏休みの前日、
「なぁ、夏休みに入ったら雅樹の地元に遊びに行ってもいいか?」
竜也は笑顔で言った。断る理由もなく僕は、勿論いいよと言い二人で計画を立てていた。
地元は田舎だったから、海ぐらいしか遊べる場所は無い。でも竜也は、
「海かぁ。海っていいよな!潜ってもいいかな?潜ってもいいかな?」
と、行く前からいつもの事だがテンションが高かった。海、海と連呼していたら、
「海行くの?どこの海?」
地獄耳め。愛美が話しかけきた。
竜也は上機嫌で、
「夏休みに雅樹の地元に行くんだ。海が近いらしいから。」


「ねぇ!雅樹の地元にマナも行きたい!」
竜也がしまった!って顔をしたけど遅すぎる。断りたいけど上目使いでダメ?と聞かれたら、いいよ。としか言えなかった。
「じゃあ、もう一人誘っていい?」
好きにして下さい。
当日は、待ち合わせ場所の駅に朝の八時集合と言う事で解散した。

 

52:
当日になり、僕は少し早めに駅に着いた。
「遅いぞ!」
竜也はすでに来ていた。
「もう一時間も待ってたんだぞ。」
早すぎるし、誰も待てとは言ってなかったが。そうこうしていると愛美と友人らしき子が来た。
「全員集まった事だし、行きますか。」


電車に乗り込み、二時間半。地元の駅に着いた。僕は着いた事を兄(五つ上の兄)に連絡して迎えに来てもらった。
兄の車に乗り込み他愛もない話で盛り上がり、家に着くなり荷物を置いて早速海に行った。
竜也はハシャぎまくっていた。愛美と友人の桃子は砂浜でパシャパシャ海水をかけあっていた。僕はとりあえず愛美と桃子のビキニ姿に興奮して、静かに海に入った。
少しして兄が、
「昼飯やぁ!上がってこいよぉ!」
と呼んでいた。みんなでダッシュで家まで走った。
家に着くと父が、
「雅樹!ベッピンさん連れて来て、ワシにプレゼント?」


僕の母は幼い頃に亡くなって、このエロ親父に育てられた。
漁師をしている父は帰って来る僕達の為にいっぱい料理を作ってくれていた。腹一杯食べた後、父の船にのり釣りに連れて行ってくれた。

 

53:
釣り好きの竜也は大はしゃぎで、いつの間にか父の事を「父ちゃん」と呼んでいた。


船で沖に出て釣り出した頃、兄が海に関する怖い話を始めた。話自体はありきたりの話で、海面から手が無数に出てたとか、男の呼ぶ声がしたとかそんな話だった。
すると愛美が、
「この辺の海で人が死んでますよね?」
「姐ちゃん、よう知っとるな。四、五年前に…、」
だいたい地元は漁師も多いし海流も早いから海難事故はよくある。海は広いし。
「やっぱりね。あそこに立ってる人がいたんです。」
始まったよ。パープリンガーの劇が。父は怖い話が大の苦手で、波も穏やかなのに帰ると言い船を走らせた。愛美のせいであまり釣れなかった竜也は目に見えて不機嫌になっていた。


夕方まで泳ぎ夕食を食べた後、面白い場所があると言いだした。僕はその場所を知っていて行きたくなかった。海難事故は死体が見つからない事がほとんどだ。その人達の供養の為に建てられた墓が岩場にあって、よく漁師が見ると言う場所だった。

 

57:
愛美は行きたくない僕を無理矢理連れ出し、道案内をさせられた。墓は岩場にあり、歩いてでも行けない事はない。懐中電灯を頼りに墓のすぐ側まで来て、
「ここね。悲しみの念が凄い。」
当たり前の事を言うな。愛美は墓に手を合わせ、
「私がみんなを陸地まで連れて行ってあげる」
死にたいのか。


僕は急いで愛美の手を引き、岩場を早足で歩いた。
墓から少し離れて後ろを見ると、月に照らされた水面から凄い数の気泡と叫び声が聞こえた。 思わず愛美を握る手に力が入る。何とか逃げ切ろうと走り岩場から道に出た時、バサァッと何かが体全体にかかった。
桃子だった。桃子が家から持ち出した塩を僕と愛美にかけた。
「走って!」
桃子の声で三人共走った。


家に着いた時、凄い疲労感に襲われた。愛美が余計な事言わなければこんな事にならなかったのに。
結局、次の日は海で泳がず釣りをして帰路についた。


帰り際、桃子は僕に愛美の事お願いね、と言い帰った。
数日後、桃子は大学を辞めたと愛美に聞かされた。何があったのか。未だに理由は分からない。

 

64:
本当に霊能力があるのは桃子ちゃんかな

 

75:
最上級は er じゃなく est ってとこにつっこまないのは愛情か。

 

77:
>>50に答えない件について
50:
彼女には霊障とかないんかな?
霊感0の者には霊も手が出せないとか?

 

83:
>>75
あっ… 四年間ずっと気づかなかった
恥ずかしい…

>>77
数回霊障はありましたよ
でも守護霊が強いらしく守ってくれていたと聞きました

 

90: 3話目
【余計なお世話】

大学一年の夏、その頃の竜也と僕はお互いのアパートに泊まりに行ったり来たりしていた。
ある日、夕方二人でいつものように大学の近くのコンビニで買い出しをしていると、
プルルルル
「はい、もしm」
「あ、もしもし。今日何するの?」
僕の携帯に愛美から電話がかかってきた。
「え?今日は竜也ん家で遊ぶ。」
「じゃあマナも行く!どこにいるの?」
「大学の近くのコンビニにいるけど。」
「分かった!すぐ行くね。」
愛美は友達が多いのに、何故かよく僕達と一緒に遊ぶ事が多かった。


買い出しも終わり、店の外で竜也と話していたら、自転車に乗って愛美が来た。
見た感じいつもより暗いような気がした。竜也のアパートに行く間の会話も口数は少なかった。
アパートに着き、三人で酒やつまみ等を並べて色んな話をした(八割方釣りの話)。
多分、九時を過ぎたぐらいだったと思う。愛美がふと、
「ねぇ、ちょっと聞いてほしい事があるんだけど。」
と言った。
いつもと違う雰囲気を感じた。
「何かあったみたいだね。」
僕が言うと、愛美は小さく頷いて酒をチビチビ飲みながら
「実は…、」
と話し出した。

 

91:
話の内容はこうだった。
何日か前にサークルの先輩に良い店があるとバーに連れて行ってもらった。中に入りカウンターに座り、横に視線をやると一番奥の席に酒の入ったグラスが置かれていたらしい。
愛美は、(何かが)見えたらしく若い男性が座っているとマスターに言ったらしい。
マスターは、あそこは常連さんの席だった。何ヶ月か前にいつものようにここに来ようとして、店の前で車に跳ねられて亡くなった。それ以来、亡くなった筈の彼がたまに来る。だからいつも酒を用意して待っている。
と言う話を聞かされたらしい。


「…って言う事だから、もう一度バーに行きたいの!」
僕もする事も無く暇だったし、竜也もそこそこ乗り気だった。
意外にもバーの場所は近く竜也のアパートから歩いて30分ぐらいの距離だった。飲み屋街だし歩いて行くかと、歩き始め酔いも覚めだした頃、
「あっ、ここだ。」
愛美が立ち止まり、地下に続く階段を指差した。階段を下りながらふと思った。
店が開いている時間帯は、前の道は人がごった返していて車がスピード出せるような場所じゃないのに、どうやってはねられたのか。
疑問に思いつつ店のドアを開けた。

 

92:
「いらっしゃい」
客は誰もいない。ただ静かなBGMが流れている店内に場違いな人達がたくさんいた。何をしてる訳でもなく俯いているだけだった。
竜也は、何も言わず一人階段を駆け上がった。僕も帰ろうとしたら、グイグイ愛美に背中を押されマスターの前に。
背中に気配を感じつつ僕はマスターに、
「あ、あのここ出るって本当ですか?」
上擦った声で聞いた。
マスターは愛美の顔を見て、
「ごめんよ。あれはあつし(先輩)と君を脅かそうとしたんだよ。」
やっぱりそうだったか。視線を感じていた僕は、後ろを振り向かず急いでドアまで歩いた。
「でも、おかしいんだ。それまで何も無かったのに、君が来てからお客さんがよく見てたんだよ。女性やら男性やら。みんな気味悪がってね、今はこの通り。」


嫌な予感がした。僕は「どうも」と言い、ドアを開け外に出た。愛美も出てきた。
「何をしたんだ?」
愛美は下を見ながら、
「ここにいた人が店から出るように道をつくってあげたの。」
ドアの下の方に小さくサインペンで鳥居が書かれていた。
僕は急いで消した。靴でこすり少し消えたのを見て、愛美を連れて階段を駆け上がった。

 

93:
「おい、大丈夫だったか?くぉら愛美!」
竜也が叫んだ。ドアを閉めた時、鳥居に気付いていたらしい。
竜也は軽く愛美の頭を叩き、きょとんとしている愛美を後目に、アパートに帰るぞと言い早足で歩き出した。終始無言だった。


部屋に着くとドッと疲れが出て座り込んだ。僕達は空いていた酒を一気に飲み干し、愛美に小一時間説教した。
「鳥居を書いたら通り道ができる。あれは出口じゃなく入口になる。あの店はもう長くないだろな。何であんな事をした!集まって来ていたぞ!」
愛美は笑顔で、
「それは無いね!だってあの店の雰囲気良かったじゃん!流行ると思う。客がいなかったのは、たまたまだよ。考え過ぎだよ?はははっ!」


数週間後、竜也と二人でもう一度見に行ってみたら、案の定あのバーは潰れていた。
僕は愛美が死ねばいいと思った。

 

102:
愛美の話、面白いですよ。鳥居は霊の入り口になるんですね(汗)

 

引用元::https://hobby11.5ch.net/test/read.cgi/occult/1206556952/

14:
遅くなりすいません
この話は少しズレているかもしれませんが投下します

 

15: 4話目
【霊感商法】

在学中、愛美は霊感少女として一部の人からは有名だった。女性からの相談が多く、愛美を見つければ怖い話を聞かせてくれだの守護霊を見てくれだの、中には真剣に愛美に除霊を頼んだりする人もいて僕達といる時もよく声をかけられていた。


勿論全て適当。
「貴方には女の子が憑いている」
そんな事を言ったり、
「肩が重いのは男性の首が乗っているから」 とかなんとか。真剣に相談して、愛美の言葉を鵜呑みにする人達が可哀想でもあったが笑えた。


そんな愛美の必殺技が【御札】。サイトで見つけた文を乱立に並べられたような紙きれ。
それを、一枚1000~3000円で売る。
「この御札は霊を閉じ込めてくれる効果があるの。常に持って行動して。一週間たったらマナに渡して。供養してあげるから。」
一端の霊能者気取りに苦笑いしか出来なかった。
それでも、愛美の御札は人気でかなり売れてた。買った人曰わく、タダじゃないから効果があるらしい。変な根拠だ。
返ってきた御札の供養の仕方も適当で、灰皿の中に御札らしきものを入れライターで火を付けて終わり。
僕と竜也は皮肉まじりに言った事がある。
「よくそんな事が出来るな。自分なら出来ないね。」

 

16:
愛美はニコニコしながら言った。
「何言ってるの?人の役に立てるんだよ?しかもお金が貰えるのって一石二鳥じゃない!でも、金欠の時は何も憑いてない人にも売るけどね。フフ。」
ありもしない話を作り出し、見えないのに御札を売る。愛美がある意味怖かった。
しかも真剣に相談して、愛美から御札を買った人からクレームが無かった。まぁ、祓うも何も憑いていないから祓う必要もないし当たり前か。


儲けた金で好きな物を買い漁っている時の愛美の顔は、霊よりこわいものを感じた。
性根の腐った愛美は、心から死ねばいいと思った。

 

17:
うわ~サンキュ~絶句です。
愛美には死ぬ目にあってほしい。
なんで縁きらないの?
なんだかんだ言ってもおにゃのこだから?

これからもそちらの日常に差し支えないペースでどうぞよろしく。

 

18:
>>17
縁が切れないのは可愛いって言うのもありましたねw
あと、愛美自身も一度だけ体験してから少しは変わったので、付き合いをやめようとは思いませんでしたね

 

19:
愛美超ムカつくわ~!
詐欺師じゃん。

なんでまわりの人に教えてあげなかったの?
俺たちよりマナ信じるから?

 

21:
>>19
貴方は面識の無い目つきの悪いガリ眼鏡と、人気のある可愛い子とだったらどっちの言葉を信じますか?w
それに女の人の相談が多いからなかなか話しかけれないんですよ
唯一聞けたのは御札の事だけです

 

23:
今、愛美は何して生活してるんだ?新興宗教か詐欺か?
それとも何かに捕り憑かれて、死んだとか入院とか?

今現在の(あなた方の)状況も書いてくれると信じられると言うか、読み手としてはありがたいし、面白いのだが。

 

24:
>>23
卒業してから、竜也は僕と同じ地元の会社で働いているので昔と変わらず付き合いはあります
愛美は卒業して家事手伝い(フリーター)だったので何年か前までは付き合いありましたが、会う度に「神様っていると思う?」とか言っていたので、ウザいので避けるようになってからはどこで何をしてるのか分かりません
死んだとは聞いてないので生きてはいると思います

 

39:
愛美さんの人乙です!
仮名だろうとは思うけど雅樹さんて名乗ってるから雅樹さんて読んでいいですか?
「愛美さんの人」って呼び続けるのもどうかと思うので…

 

42:
>>39
「雅樹」は仮名です(本名はまさ〇〇なので)
いいですよ

 

43: 5話目
一つ投下
【味方】

大学一年の秋頃、遅咲きの桜が咲いた。
僕は生まれて初めて彼女ができた。名前は由貴。同じ学部で(竜也も一緒)何度か話していると、由貴は「釣りを見て楽しむ」という変な趣味があって、
「今度一緒に行ってもいい?」
ってな具合に初デート。何度か釣りに行き、由貴から軽い感じで「付き合おっか?」と言われ、意外とあっさり付き合う事になった。


僕はその日のうちに竜也に電話をした。
「おい!彼女出来たぞ!一緒の学部の由貴ちゃん知ってるだろ?その子と付き合う事になった!」
「マジで?!やったな!これでやっとお前も童貞卒業だな。」
「まだ早ぇよ」
そんな事を言いつつも、ある程度期待はしていたと思う。


付き合って1ヶ月記念の日、僕の部屋でデート。その日僕は男になった。何故か勝ち誇った気分だった。
まったりしていると、由貴が時計を見て「そろそろ帰る」と言ったので、自転車で家の近くまで送って行った。


送って行った帰り道、テンションが異様に高ぶり(分かる人には分かると思う)、気分は最高だった。どこまでも走れる気がした。調子にのって10キロ近く離れたコンビニまで走ってしまった。

 

44:
さすがに喉が渇き、お茶を買って飲みながらニヤニヤしながら携帯をいじっていた。

ープルルル
着信、
「もしもし」
「もしもし雅樹!ヤッた?まだヤる前?」
竜也からだった。
僕はある程度誤魔化しながら竜也に話した。
「ひゅ~!やるじゃん!よし、じゃあ今から俺ん家来いよ。卒業パーティーしようぜ!」
でも、かなり離れた場所にいるからと説明した。
「じゃあそっちに行くから。車があるんだからすぐに着くよ!待ってろよ。奢ってやるから。」
持つべき者は友だ。


それから30分程待った。11時過ぎだったか、竜也が車で来た。
「酒買ってどっかで飲むか!」
コンビニで酒を買い、道路に面した空き地に車を止め二人で乾杯した。
飲み始めてすぐメールが来ていた事に気付いた。
受信メール二件。
由貴と愛美からだった。
由貴のメールは、
「明日、大学会えるね。楽しみ。おやすみ」
そんな内容のメールだった。僕もおやすみと返信した。

 

45:
竜也は肘でツンツンしながら、
「熱いねぇ」
と笑った。


もう一件の愛美のメールを見た。
「真剣に聞いて。雅樹の彼女ヤバいよ。普通じゃない。今すぐ彼女から離れて。彼女と離れないと死ぬよ!」
僕は笑った。
二件のメールが来ていた時間には竜也と車の中だったから、由貴とは一緒にいなかった。竜也も、またか?みたいな感じで呆れていた。
僕は愛美のメールを無視して返信しなかった。


次の日の夕方、由貴と竜也と三人で話していたら愛美が話しかけてきた。
「ちょっといい?」
そういうと愛美はおもむろに由貴の背後に周り、トントンと肩を数回軽く叩き、
「これを大事にしてね。」
と、由貴に何か手渡した。見ると小さなビー玉みたいな物だった。
「雅樹と貴方は元々いがみ合う体質なの。このままだとどちらかが怪我をしたりするの。最悪…、とにかく別れたくないでしょ?これが少しは衝突を緩和してくれるから大事にしてね。」
そう言い残し愛美はスタスタと歩いていった。


僕と竜也は固まった。由貴は俯いて小刻みに肩が震えていた。
愛美の後ろ姿が見えなくなった頃、激しい苛立ちが湧き上がってきて竜也が僕より先に立ち上がった。

 

46:
と、ほぼ同時に、
「だめ!限界っ!アハハハハハッ!有り得ない!」
由貴が爆笑した。
ん?
泣いていると思っていた由貴の行動に頭がこんがらがった。僕と竜也は状況が掴めず、ただ唖然としていた。
由貴は咳き込む程笑っていた。由貴は涙を拭きながら言った。
「あの子凄いキャラしてるね。見える人を演じてるんでしょ?霊能者のつもり?あの子と一緒にいたら飽きないだろうね!アハハ」
「えっ?あいつが見えないって何で知ってんの?」
僕はまだ笑っている由貴に聞いた。
「だって考えてみてよ。マーチン(由貴が僕に付けたあだ名)は私の事、憎たらしいとか思った事ある?」
「ないけど。」
「じゃあ分かるよね?あの子が言うように、いがみ合う体質なら付き合うのはまず無理。友達としても無理だと思う。こんなガラス玉で仲良くなれるなら世の中平和になるよ。」


由貴は、愛美を小馬鹿にしたように笑い続けた。
僕達も自然と笑っていた。内心、泣いていなくてよかったという安堵感の方が強かった。

 

47:
僕達も「だよな!ただのビー玉だし!」と笑っていると、由貴はそのガラス玉を机に置いた。そして笑うのをやめ、僕達の顔をジッと見て、
「マーチン、竜也くん。分かってると思うけど、あの子危ない事してるでしょ。一人で行かせたらもらってきちゃうよ?本人は気付いてないと思うけど、私達より影が薄れているように見えた。気を付けないと手遅れになっちゃうね。」
そう言い由貴はゆっくり立ち上がり、
「今日は帰るね。マーチン。見えるからって無茶したらダメだからね?竜也くんも。いい?」
二人共、初めて見る由貴の鋭い目つきに、
「はい。」
としか言えなかった。


由貴が行った後、
「雅樹、お前尻に敷かれるタイプだな。」
竜也は引きつった顔で言った。
僕もそう思った。


後日、由貴は僕に自分が幼い頃から見えていた事を教えてくれた。祖母も母も見えるらしく、祖母に至っては多少なら祓う事も出来るらしい。由貴は笑いながら血筋だろうと言っていた。
僕は力強い味方が出来た気がした。
愛美に関しては罰が当たればいいと思った。

長文失礼しました

 

133:
雅樹さんの田舎はどこですか?

 

137: 
>>133
僕の地元は愛媛です
愛媛の漁師町出身です

では投下します

 

138: 6話目
大学一年の冬。僕はこの季節の釣りが好きで、一人でもよく海に行った。
主にルアーフィッシングをする僕は、スズキ(シーバス)を釣っては竜也に自慢していた。
「マジか?!そんなにデカいの釣れる場所あんの?ってか、連れてけよ!」
「いいけど、誰にも言うなよ?場所知られたくないし。」
「任しとけって!」
釣りの話をしていると、どっちが大きいのを釣るか勝負になり、その日の晩飯をかけて釣る事になった。


夕方、アパートの前で竜也の到着を待っていた。遅すぎる。竜也に電話した。

ープルルルル、
「もしもし!竜也遅い!」
「もしもし?マーチン?私聞いてないけど!」
「えっ?由貴?何で?これ竜也の携帯?」
「もう着くから話はその後でね。じゃ。」

プーップーッ
全て終わったような気がした。
僕は本気で釣りをする時は何時間でも粘る。由貴を誘うと自由に動けず、長時間釣りが出来ないから黙って釣りに行っていた。
「どうしよ?」と、うろたえていたら五分もしないうちにクラクションが聞こえた。
ドキドキしながら車に近づくと、助手席の窓が開いた。助手席に由貴、運転手の竜也は手を合わせてゴメンとジェスチャーしていた。

 

139:
不機嫌そうな顔で由貴が、
「黙って行くのって酷くない?」
「ごめんなさい」
「じゃあ、私に釣り方教えてくれたら許してあげる。」
「よろこんで!」
ホッとしながら後部座席のドアを開けた。


「えぇっ?!何で??」
思わず声が出た。
笑顔の愛美がいた。
「いやぁ、来る前にコンビニ寄ったんだよ。そしたら女の子が五、六人でいてさぁ、その中に由貴ちゃんと愛美がいたって訳よ。」
(いたって訳じゃねぇよ!しかも由貴もいつの間に愛美と?)
帰れとも言えず、仕方なく四人で行った。


釣り場に着き、僕は由貴に竿を渡し一通り説明して自分の竿を準備した。
釣り場は低い防波堤で、大きいUの字になっている。所々に結構明るい電灯が四つ、五つ並んでいる場所だ。
僕と由貴、竜也と愛美のチームに分かれて午後七時過ぎ、試合開始。(賭けは僕と竜也だけ)
開始早々、愛美にhit。キャーキャー言いながらはしゃいでいた。
竜也と僕がサイズを測っていると由貴にhit。竿のしなり具合的に大物か?と、思いタモ網ですくい上げると70cm弱の良い型。
「こりゃあ、お持ち帰りだな。帰ってから食うか。」
由貴は「刺身♪刺身♪」と上機嫌でまた釣りだした。

 

140:
二時間経過、ビギナーズラックというのか、僕と竜也は釣れてなかった。由貴と愛美は二人で小ぶりながらも10本は釣っていた。
今日はダメだ。最後に一回投げて終わりにしようとした。
すると沖の方で、
「ドッパァンッ」
と大きい音がした。すでに釣りをやめていた由貴と愛美もその音に気付き、僕は目一杯その音の方へ投げた。
竜也も投げていた。
「きたぁっ!」
竜也の竿が根元からしなった。
空振りの僕を由貴と愛美が笑った。
竿を片付け竜也の所へ走った。四人共、大物の気配に興奮気味だった。


15分ぐらい格闘して、やっと足元に寄ってきた。見てみると軽く1mはあった。高ぶるテンションを抑えつつタモ網を二つ用意し、頭と尾からすくい上げようとした瞬間、最後の悪あがきなのかスズキが潜ったように見えた。
すると、竿がさっきと比べものにならない程しなった。竜也は海に落ち込みそうになりながらも、体制を立て直し竿を立てた。


しかし数秒で急にフッと竿がしならなくなった。
「あれ?おかしい?重いのに軽い。」
竜也は不思議そうにリールを巻いた。
また足元に魚影が見え、スズキが弱ったんだと思い、僕は頭と尾からタモ網をかけ一気に引き上げた。

 

141:
体のでかさの割に少し軽かった。スズキに電灯の光が当たって、僕は冬の寒さとは違う寒気を感じた。
スズキの体は何かに食いちぎられたように所々無くなっていた。パンをかじった時のように弧の字状にきれいに。


言葉が無かった。
あまりの異様さに無言になっていると、
「へぇ、海にもピラニアみたいなのいるんだ。」
愛美がツンツン突っつきながら言った。
そう思いたかったが、明らかに違った。食いちぎられていない場所には、僕より少し小さい歯形が付いていたから。
由貴も竜也もそれに気付き、早く海に捨てようと言った。


道具先に片付け、後は捨てるだけになった。防波堤の上のスズキを、竜也と僕で二人で(軍手をして)海に投げた。
海に落ちたスズキは浮かんだまま沖へ少しずつ流されていった。
「大物なのに勿体ねぇな。でも、あれじゃあな。」
竜也が心なしか、悔しそうにスズキを見ていた。スズキが暗い海に消えかかった時、バシャバシャとスズキの近くで何かが跳ねた。
「小魚?スズキがいる所ぐらいだよな?」
「ん~、暗いからよく分からん。ん?…あれ、小魚か?」
目を凝らした。


僕は車に飛び乗った。竜也も急いで車に乗り込み、車を走らせた。

 

142:
「何があったの?何見たの?」
由貴はしきりに僕に聞いてきたけど、気が動転して上手く言えなかった。愛美も普通じゃない雰囲気に何かを感じていたのか、黙ったままだった。


海から離れ、民家が見える自動販売機の前に着いた時、何故か助かったと思った。落ち着こうとみんなが車から降り、一息ついたところで僕達が見たものを言った。
スズキを捨てた時、何かが群がってきた。小魚かな?と思ったけど違った。髪がまだらに生えた頭の大きい小人だった。歯形や食いちぎったのもあいつらだろう、と。
「餓鬼の一種じゃないかと思うんだけどなぁ。とにかく怖すぎるよ。あそこはもう行きたくないね。」
と僕が言うと愛美は、
「えぇ~、いっぱい釣れたし面白かったじゃん!雅樹らが見たのは気のせいだよ!また行こうよ。ねっ?由貴も楽しかったよね?」
「バカじゃないの?愛美分かんないの?」
と、由貴は愛美に言うとクーラーボックスをトランクから取り出し開けた。愛美は魚を見て「ヒッ」と声を出した。
中には、型の良いスズキの腹と頭が食いちぎられていた。

 

144:
「トランクでゴトゴト音が聞こえてたから、多分そうじゃないかと思ったの。魚があって良かったね。もし無かったら危なかったかも。でも…。」
由貴はそう言うとスズキの尾を掴み、道端に投げ、
「私の刺身返せぇぇ!」


緊張の糸が切れたような感覚がした。自然と笑いが起きた。
「何笑ってんの!今日はマーチンの奢りでお寿司だからね!」
「そぉいや、釣れなかったの雅樹だけだもんな!」
「えぇ?!…分かりました。」


後であの場所について調べてみたが、死亡事故も水死体が上がった事も無かった。何故あそこにアイツらがいたのかは分からずじまいだった。
ただ、今でもあそこには何かがいるような気がしてならない。

長文失礼しました

 

145:
愛媛から電車で二時間半の大学つっと静岡あたりだろうが
俺、静岡行っても海釣りだけはしない。怖いな夜釣りって。

 

153:
大学は京都じゃない?
二時間半だから

 

158:
パープリンしかり、昭和のかほりがする・・

 


引用元::https://hobby10.5ch.net/test/read.cgi/occult/1206815838/



コメント

  1. 1
    名無しのオカルター:

    投稿者とのご縁もなくなったし守護霊にも愛想つかされたんだろうな

  2. 2
    名無しのオカルター:

    ぶっちゃけ言うと自称霊感女と同じくらい投稿主も、ラノベの主人公気取ってるみたいで滑稽だぞ

  3. 3
    名無しのオカルター:

    3人で病院に行った方がいいレベル

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