婆ちゃんは「拝み屋」で信者も大勢いて凄かった。でも俺は正直怪しいと思っている。その理由が…

恐怖 3件
投稿主の祖母は拝み屋として大成した人物だった。
しかし投稿主は、霊感がある家系という訳でもないのに祖母だけが「拝み屋」という職で成功している事に対して疑問を抱いていたようで───




 うちのお婆ちゃんが、拝み屋?みたいなのをしてた。亡くなって久しいけど信者とか大勢いて凄かったみたい。俺も霊感はないし、家系でもそういうのはお婆ちゃんだけだった。本当かどうかは死んでしまったからもうわならん。よくお婆ちゃんは物の怪と交換したって言ってた。
 お婆ちゃんから沢山、話を聞いたけどぶっちゃけ怪しいと思ってる。本人はお金儲けの為、生活のためににしてるってしっかり言ってたから
 騙してるの?と聞くと「人の感じ方による」
 霊は見えたの?と聞くと「見えるようになった」
 祓えたの?と聞くと「人の感じ方による」
 呪えるの?と聞くと「みんなが思っているものは違う。できるひともいるが、私はできない」と答えてくれた。



 そんなお婆ちゃんの所に若い女性が尋ねてきたらしい。大々的に広告は打ってないが、口コミでくるみたいだった。
 その女性は目に生気が無く

「夜に子供が走り回る」

 そう、お婆ちゃんに相談をしてきた。
 お婆ちゃんはとりあえず、話を聞いて相談に乗るかどうかは決めるとのこと。お金に関しては、絶対に提示しないとか。でも、最低これぐらいは頂いてます。と伝えるとのことだった。前払いでは貰わずにあとから「結果が出れば頂戴します」と言ってた。実際にその通りにしてたようで、払わずに逃げる人もいたが、それはもう追いかけて請求などはしなかったみたい。



 で 、その女性は夜の一時になると子供が枕元でもで自分を覗いてくる。ずっと、ただ見てるだけだと言った。
 お婆ちゃんはじっと話を聞いた。そして、祝言?を唱えた。

「これで、貴女に結界を張った。今日は見てしまうからもしれないが、絶対に貴女に近づけない」

 そう女性に伝えた。そして、その日は女性は素直に帰った。



 次の日、また女性が現れた。

「出てきた。次は、遠くから私を恨めしそうに睨んでいた」

 お婆ちゃんは、じっくりと話を聞き続けた。そして、また祝言を唱えて

「あなたのその子供の姿を思い浮かべて欲しい。それをしっかりと私に伝えて欲しい。姿、色、雰囲気の全てを。私はそれに対して、呪文をかけて害のない動物の姿に変える。そして、あなたに従属させます。そして、自然に帰します」

 そう言った。女性が話し続けると、お婆ちゃんはしっかりと話を聞き、そして祝言を唱えた。女性は明るい顔で少し身体が楽になったと、お婆ちゃんに感謝を伝えた。
 それから女性は来ることがなくなった。



 数年後、その女性は友達を連れてきた。派手な化粧をした、若い女性だった。そして、女性は「相談にのってあげてほしい」とお婆ちゃんに伝え、お婆ちゃんは了承した。
 俺はお婆ちゃんからその話を聞いて、お婆ちゃんが凄いねと言った。しかし、お婆ちゃんは笑って「凄いのはその人なんだよ」って言った。
 その女性に元々、悪霊なんて憑いてなかった。お婆ちゃんは話を聞いて、その女性は子供を堕ろしたと推測したみたいだった。本人は自己嫌悪と罪悪感で、いないものを想像し続けたのだと。それが一種の呪いの招待でもあるとのこと。試しにこちらの描いたシチュエーションを伝えると、その通りになって確信したらしい。
 祝言自体は本物だが、別にお婆ちゃんじゃなくても誰にでも祝言の力は影響を与えるから、別に特別なことはしていない。

 ああ言うお客さんは商売柄、お金を落としてくれると笑っていた



コメント

  1. 1
    名無しのオカルター:

    祝詞ですよね多分。

  2. 2
    名無しのオカルター:

    有能な仏教徒やね

  3. 3
    名無しのオカルター:

    お金は結果が出たら頂戴しますってことだったよね。それだと二回目の相談料もらえてないよね。
    その日以降、その女の人は来なかったって書いてるんだから。三回目は数年後って書いてるよね。
    二回目の相談料払わなかった客が数年後のこのこ来るかね?それもおかしい。

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