【怖い体験】「決して潜るな」と言う山中の古い神社の鳥居をくぐった結果…

恐怖 0件

9月のある日、大学生3人が心霊スポットとして知られていた
山の中にある古い神社へと肝試しに向かう。
そこには鳥居があり、潜ることは許されないというのだが───



ちょうど9月半ば。俺が大学生の頃だった。
住んでる所が実家だったから
友人の家でほぼ毎日酒を飲んでは寝てを繰り返していた。

そんなある日ひょんな事から近くの心霊スポットを訪れようとなった。
割と太った友人A、いつもキャップのツバを後ろに回してるBを連れて行ってみることにした。。
近くの山に古い神社がある。
そこには鳥居があり、それを潜る事は決して許されてないとか。
オカルト研究部のやつに聞いた所、不思議な事を言っていた。
「もし潜ったら決して目を開いちゃいけないよ。
“ある者”を見たらもう戻ってこれなくなるから。
目を閉じたまま鳥居を潜って戻るんだ。」と。

俺たちは夜23時に出発して山を進んだ。
懐中電灯を持ってはいたが、夏過ぎではあるがまだ暑く、虫の声はあまりせず静かだった。
闇を照らしながら俺たちは神社へ進んだ。
「結構遠くね?さすがにしんどいわ。」
とAがぼやくのでお前は太りすぎだ。
ダイエットにはちょうどいい。なんて冗談言って笑いながら進んだ。
怖い物なんてない。何が心霊スポットだ。なんて。

ガサ。

少し前で明らかな足音らしき物が聞こえた。
今までの笑い声は消えてまた静寂。
俺たちは夏の暑さではない汗を感じた。
A「い、今あっちで足音したよな。草踏みしめるみたいな。」
B「いや。もしかしたら熊かも・・・?」
俺「幽霊より熊のがこえーよ!」
なんてすぐ冗談。また笑いあった。
ちょっとビビっただけ。怖い物なんてない。

俺たちは先へ進んだ。
するとそこは異様だった。
そこらじゅうに有刺鉄線が切り落とされており、足元には立ち入り禁止のテープが落ちている。
俺「誰かが心霊スポットに来た時に切ったんだ。」
俺「やっぱ・・・やめとく?」
B「なにびびってんだよ。ほらいくぞ。」
Bはズンズンと進んだ。俺もBを追いかけた。
「待て!!だめだ!!!」
え?と二人で振り返ったらブルブルと震えたAがいた。
汗をボタボタとかきながら生まれたての小鹿の様だった。
俺「どうしたってんだよ。」
A「聞こえたんだ。声が。おいでって。やばいよ。普通なら来るなとかだろ定番って。こういうの、何かやばい。」
B「お呼ばれしてんじゃねーか!可愛い女の子ならどうしよ!」
なんて冗談言ってBはまた進んでいく。
A「俺、ここで待ってる。これ以上は・・・進めない。Bを止めてやってくれ。頼む。」
俺はAの言う通りBを探しに向かった。

有刺鉄線やテープを超えた先は異質だった。
神前というか澄み切った空間にいる様に感じる空気だ。
俺はBを探して奥へ進んでいった。
一歩一歩進むたびに落ちた落ち葉の音がなる。

到着した。
目の前には人2人分が通れる程の大きさの鳥居。
そして小さな社に肩幅程度のお賽銭箱だ。
そのお賽銭箱の前でBは蹲っていた。
俺はBに駆け寄った。
俺「大丈夫か?」
Bは震えていた。ひどく汗もかいている。
B「見ちまった・・・。俺たちはとんでもない所に来てしまったんだ。」
そうボソボソと呟きながらBは手で目を覆いながら小さくなり動けずにいた。

その時ハッと俺は気付いてしまった。

――――鳥居を潜ってしまった。

急いで俺は目を閉じた。
そのまま鳥居の所まで戻ろう。
俺はBの首根っこを?まえて後ろへ下がった。
B「だめだ!!置いてってくれ!もう無理だ。」
バタバタと暴れるBにイライラしてBを睨んで殴ってでも戻ろうとした時だった。
Bの頭を持ちながらじっと見つめる女がいた。
髪は長くボサボサで地面につくほどだった。

あまりの事態に俺は悲鳴をあげてしまった。
そいつはこちらを見た。
目は潰れていて顎が外れているかの様にだらりと口を開いていた。
俺は逃げてしまった。
全力だ。もう逃げてしまうしか他なかった。

――後日談
俺はBが亡くなった事を聞いた。
山の中で首を吊っていたらしい。
その目は無くなっていたという。
Aは大学を辞めてどこか知らない場所へ引っ越したらしい。
俺はあの後必死で逃げだして、それから、あまり知らない。
多分死んだのかな。

でも俺のせいじゃない。
仕方ないよ。
注意はしたんだ。

オカルト研究部として。



コメント

コメントする

コメントを残す

スポンサーリンク

人気記事