リサイクル業者の下請けが「これは扱えない!」と返却したヤバい「シンク」がこちら…

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リサイクル業者の下請けをしていたという投稿主の父親。
ある日「シンク」を預かるのだが、その夜異常な出来事が家族を襲い───



両親から聞いた話。

昔の我が家は超がつくほど貧乏で、今で言うリサイクル業者からの下請けなんかもやっていた。
その日父親が引き受けたものは、シンク(流し台)の下に付いている排水パイプの取り替えだった。
(昔の排水パイプは今のように塩ビパイプでは無く金属で出来ていたそうだ)

父親がシンクを軽トラに積み込みゴムの荷紐で括りつけて走ると“ゴトン”と荷台からシンクが落ちた。
「きちんと縛れてなかったか?」と、キツキツに縛り直して走ると“ゴトン”とまた落ちる。
結局一度帰って母を連れて来て、荷台に乗せたシンクを見ていてもらってそのまま家の作業場に持って帰った。

いざ作業を始めようとパイプにガスバーナーを当てると、二階にある寝室から何か声が聞こえる。
父はバーナーを消して様子を見に行く。
寝室では、当時三歳ほどだった息子がスヤスヤと寝息を立てている。
気の所為だと、再度バーナーをパイプに当てる。
やはり何か声がする。
父は母に二階を見てくるように伝えて一人で作業を始めた。
母が二階に行くや否や、息子を抱えて降りてくる。
「あなた!息子の様子がおかしいの!」
抱えられている息子は「うぅ…熱い…ゴキブリが…ドカベンが…」
ゴキブリやドカベンの意味は解らないけれど唯ならぬ様子だと思った父は、作業を中断して息子を病院に連れて行く事を優先した。病院では、特に異常を見つける事が出来なかったそうだ。

その日の夜、母はトイレの為に起きた。
寝室から作業場横にある階段を降りて外にあるトイレへと向かう。

ひと息ついて家に戻ろうとした時、一階の窓に人影が映る。
その人影は、室内を右往左往していて、何か探しているような感じだったと言う。
母は慌てて寝室まで駆け上がり父を起こすと二人で作業場へ降りた。
窓があった位置には、例のシンクを保管している。

そこに近付いた両親は老婆を見たと言う。
その老婆は振り返り両親に会釈をして消えた。

「これは扱えない!」と思った両親、翌日軽トラにシンクを乗せて塩を振りかけながらリサイクル業者へ持っていき仕事を断ったと言う。



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