【友人は寺の孫②】誰かの視線や気配を感じる…という怪奇現象に悩まされていた我が家に友人が泊まりに来た

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祖父が寺の住職、という友人A。
そんなAに関わる怖い話の第2弾です。
投稿主の自宅に「家族ではない何か」がいるようで───



419:
こんにちは、352です。
読んでくれてありがとう。
文章が長いから短くっていうアドバイスをもらったから、今回は短く出来るように頑張ってはみた。
推敲は出来てるかわかんないので、読みにくかったらごめん……

着拒にするっていう意見あったけど、ばーさんの次に起こったやつはあの…俺が巻き込んだやつなので……
その件があるので、いまだに、着拒どころか、番号変えたら絶対教えろよ!?!くらいな勢いでいます……

ので、その話をします。

 

420:
ばーさんのつきまとい事件の後、1年くらいしてから、Aが仕事を辞めた。
まあ残業時間とかで御察しかもしれないけど、職場がブラックすぎた。
で、俺はその頃、仕事が割と順調で、調子に乗って家を買ってた。
Aは物理的に、社長はカタギかどうか怪しいくらいのやばいとこだったらしく、警察に巡回をお願いしたり、家から出るのも警戒している状態だった。
そこで俺は、Aに、うちにしばらくいれば?って持ちかけたんだ。

というのも、実は、相談したいことがあった。

新しい家に引っ越してから、嫁が、俺のいない昼間に、誰かの視線や気配を感じるとか言い出してたんだ。
誰もいないのに、子供が誰かと遊んでるみたいだ、とか。
たまに来る母さんも似たようなことを言っていた。
でも、父さんも俺もそんなの全く感じてなかったし、なにより俺はビビリだからそんな話聞きたくもなかったんだよな。
嫁も地元ってわけじゃないから近所に友達もいないし、寂しいとか、子供の手がかかる頃でもあるから精神的に不安定なのかも、とも思ってた。

ただ、本当になんかいたら怖いから、そのことが相談したかったんだ。
Aは間違っても人妻に手を出すタイプじゃないし、嫁とも顔見知りで、結婚前にも会ったことがある。
なんなら友人代表スピーチも俺はAにしてもらってたから、 昼に嫁と子供と3人にしても、まあ平気かなって。

Aは、やったー!行く行く!って、丁度俺が休みってのもあって、翌日には荷物まとめてうちに来てた。

Aは歳の離れた従兄弟がいたからか、子供の扱いは手慣れたもんで、開幕1時間足らずで既にうちの子も懐いてた。
少なくとも半月はうちにいる予定を立てて、俺は仕事があるから平日の昼は遊べないけど、その間に、嫁の話を聞いてやってくれともお願いした。
Aには、一階のリビングの横にある和室を使ってもらうことにした。

 

421:
うちに来てから3日は平和なもんだった。
 
俺と嫁は二階の寝室で寝ていたが、まだ時折夜泣きするうちの子がAと離れたがらず、夜もAが和室で一緒に寝て面倒を見てくれてたから、嫁もだいぶ負担が減ってたようだった。
それどころか、Aは料理も出来るし、洗濯物も畳むし、トイレと風呂掃除まで自発的にやってた。
嫁はやや恐縮していたようだが、きちんと手順も確認してくるし、お世話になるならこれくらい当たり前とAが最初に言っていたので、安心して任せたようだ。

ちなみに、Aに怪奇現象はあったかと恐る恐るきいても、俺そういうのわかんないから!と笑っていた。


問題が起き始めたのは4日目からだった。
初日から、Aは子供を風呂に入れてくれてた。
子供を先に上がらせて、Aが湯船に浸かってる間に、子供の着替えは俺たちがリビングで請け負うというルーチン。

その日もそんな感じで、親子3人でテレビを見ながらAを待ってた。
なのに、Aが「ゆっくり風呂に入る暇もないなぁ」と笑いながら出てきた。
「ちょいちょい脱衣所のドア開けてくるの、可愛いけどさ」と。
子供も嫁もずっと俺といたし、ここは新築だ。
建て付けが悪いなんてのも、今まで嫁からも聞いたことはない。
俺はビビリなんだよやめてくれ!とその話は終わりにしてもらった。

寝る間際に、Aが時折、誰もいないのに返事をすることがある、と嫁が教えてくれた。
Aはトイレなどに入るとノックされると言っていたようで、子供がやっているのだと思っているらしいが、少なくとも嫁はそんなことはないと主張する。
けど、俺はうちに来てからそんな様子のAを見たことはなかったし、気のせいだと思うことにした。

 

422:
5日目に、タバコ吸ってくる、と外に出たAが「あけてー!」とピンポンを鳴らした。
何言ってんだこいつと思って玄関のドアを見たら、鍵が閉まっていた。
俺も嫁もAが出てからずっと一緒にリビングでテレビを見ていたし、子供はまだ、鍵どころか、玄関のノブにも手が届かない。

6日目の夜中、寝ていたら突然電話が鳴った。
Aからだった。
電話を取りながら、ビビリの俺は嫁を起こした。

『お前いま、リビングにいるか?』
「……いない」
『じゃあ、誰だ…?戸締りちゃんとしたよな?』
「したはずだけど…」
『多分だけど、知らねえ男がいる』

やけに緊迫した声は、恐らくは子供を案じてのことだ。
おそるおそる嫁を連れて寝室のドアを開けると、一階から、ピロン、ピロンという電子音が聞こえてきた。
すわ強盗かと、ビビリなんか忘れて、この家の父親である俺は、弾かれるように階段を駆け下りてリビングのドアを開けた。
その瞬間、ピロンピロンピロンピロンピロンとけたたましい電子音が鳴り響く。
嫁が咄嗟に電気を付けると、その音はピタリと止んだ。
和室の襖は、閉まっていた。

リビングには誰もいなかった。

「おい今のなんなんだよ!?」
襖を開けると、Aが子供を守るように抱き締めながら、こちらを見ていた。
「私、今の音、知ってる……」と、嫁がリビングに置いてあるおもちゃ箱を引っ張り出して、1つずつおもちゃを出していった。
底の方から嫁が出してきたのは、本の形のオモチャだった。
ボタンを押すと音が鳴るやつ。
試しにと触っても、音はしない。

 

423:
電源が切れてることに気付き、電源を入れて再チャレンジすると、確かに三番目のボタンを押して鳴ったのは、先程聴こえたあの音だった。
「いや、おかしいだろ、おもちゃ箱いじっても音なんか鳴らなかったし、そもそも電源切れてたんじゃないのかよ?!」

もう俺はその時点でパンクしてた。
子供はAの腕の中でぐっすり寝ていて、逆になぜこんなに騒いでいても起きないのかが不思議だった。

「なあ、お前、毎晩夜中に子供の様子見に来てたか?」
「は?しねーよ、朝までぐっすりだわ」

Aいわく、初日の夜から、ずっと男が襖越しに、まるで確認しにくるかのように来ていたというのだ。
それを、今までずっと俺だと思っていたのだと。
「咳払いすることがあって、そいつ、男だった」
子供がようやく寝たのに起こされてはたまらないと、襖越しに「今寝たから」と報告していたらしい。

 

424:
「……A、これからどうしたらいい?」
「わかんないけど、多分和室はもうダメだろうな。『開けた』から、今度は入って来れる」

俺は、電話越しでは経験済みと言えど、初めての怪奇現象を目の当たりにして、完全に混乱してた。

「えっ……ホテルとかに避難する???」
「こんな時間からか?無理だろ」

Aは、理解しがたいことに、家から出ることは考えていなかった。
移動すれば平気って言っていなかった?!?と俺は反論したが、ここが起点だとして、今日は凌げたとしても、自分たちが今後戻って来ないことの方がまず難しい。
しかも賃貸ではなく、購入した家だ。
引っ越すのも現実的ではないし、そして、今家を出ることによって、そいつにこの家を譲ることになるのではないかと懸念しているらしい。

「申し訳ないんだけど、俺を子供ごと、お前らの寝室に寝かせてくれない?」
「それで大丈夫?!?」
「多分あいつ、お前がいれば平気」
「なんで???」

嫁は、文句を言うどころか、Aの枕と掛け布団を抱え始めた。
俺もつられてAの敷布団を抱える。

「嫁と子供だけの時に変なことが起きて、お前だけ感じなかったんだろ?」
「俺、もしかして霊とか寄せ付けない力がある…?」
「だったら最初からこんなことになってないねぇ」

A曰く、多分相手は『父親』で、嫁と子供を自分のものだと思っているんじゃないかとのことだった。
けど、俺は『本物の父親』だから勝てない。
Aは父親でもなんでもないのに、嫁と子供を奪ったと見なされているのだろうと。

「なんか刺激したみたいだから、明日帰るわ」
「えっ、帰っちゃうの??!この状態で?!!」
「俺とよっぽど水が合うのか、もしくは合わないのか、なんにせよ居続けてもいい事なんかないからなぁ」

その夜は一階から時折、Aのいうように、男の咳払いが聴こえたが、確かに二階というか、少なくとも寝室は無事だった。
そしてマジでAは7日目に帰ってしまった。

 

426:
無理だお前がいなくなったら俺は次あんなことが起きたらどうしたらいいんだと駄々をこねたが、全く聞く耳を持ってもらえなかった。
嫁も不安そうだったが、いかんせん、Aが来てから悪化したことも体感しているようで、引き留めはしなかった。

その日は俺がいたからか、はたまたAが居なくなったからなのか、全く何事も起こらなかった。
それどころか、嫁いわく、その日からパッタリ止んだ。

数日後、Aから電話があった。

『お前んとこの、おさまっただろ』
「なに、なんかわかったの…?」
『俺について来やがった』
「マジで?!?」

俺としては万々歳である。

『あいつうるっせーんだよ!なんだよかまってちゃんか!!』

なんでも、帰宅してから、ドアをめちゃくちゃノックされるらしい。
なにー?とドア越しに聞いても返事はないし、家族が不在でもそのノックは発生するのだと。
ただし、ドアを閉めきっていなければノックしてこないようなので、基本的には常に半開きにするという荒業で対処しているらしい。
A的には、見えないから真横にいたとしてもどうせわかんないし、なら静かな方がいいとの事である。
家族にまでその被害は及んでいるようで、Aは珍しくキレていた。
普段わりとのんびりしているAにしては、めちゃくちゃ語調が荒いレベルでキレている。 
うっかりドアを閉めてしまった場合には、あいつは居候だからと、うるさくしたら文句言ってドアを蹴りつけて静かにさせるという謎の躾も始めていた。

だし、どんな神経をしているのか、名前までつけていた。

 

427:
「そういうの通じるもんなの…?」
『知らねーけど静かにはなる』
「なんかごめんね?」
『ふざけんな良い酒でも送れ』
「お祓いでもすんの?」
『しねーよ俺が飲むに決まってんだろ』

飲まなきゃやってられるか、との事だった。
Aはそいつをうちに送り返すつもりはないらしい。
まあその手段も持っていないようだが、うちに遊びに来ることも今後控えると言っていた。
また俺の家にそいつが戻っても嫁が可哀想だから、と。

俺は良い友人を持ったなと感動し、酒も送ったし、Aとこれからも仲良くしてこうと思った。


また長くなっちゃった…ごめん……
その他の話は俺が巻き込まれたわけではないし、Aから聞いた話になるからここだとスレ違いだと思うので、見る側に戻ります。
またなんか、話聞いてもらいたくなったら別のところかなんかで投稿してみます。

初めての投稿がここでよかった。
反応くれたり、下手くそな文章なのに読んでくれたり、みなさん本当ありがとうございました。

 

428:
>>427
Aさんwww

 

429:
>>427
自分は筆者やA氏に愛着持ち始めるくらいには楽しませてもらったよ
又聞きの話も是非聞きたいが、スレチになるならどのへんに投下するかのヒントもらえたら嬉しい

 

437:
>>427 乙かれさん。怖かった、夜に読まなきゃよかったよ。

 

435:
謎の躾ちょっとワロタ
8レスに収めて頑張ったな

 



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