霊感がほぼない私の怖い体験7選

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ほとんど零感という投稿主の恐怖体験談です。
はっきりとしたオチがない分、現実感があってほんのり怖い…。



霊感はほぼないため、普段は見えたり感じたりはしません。
それでも40をまわる年ともなると、ほんのり程度の体験があるので書いてみたいと思います。
ただ、うちの親族は信心深い家系で、小さい頃からお化けだの幽霊だので脅されて育ったため基本的にびびりで、びびりの妄想と、本物との区別がつかない場合があります。


①人生で一番はじめてのそれとおぼしき経験は、小学5年くらいの頃。  
貧乏でうちにはお風呂がなかったため、毎日本家のお風呂にいっていた。
その本家で、夜7時ごろ、縁側のガラス戸が突然どーんと叩かれた。家全体が揺れるような大きな音だった。
縁側といっても、門の内側にあるため、他人は入ってこれない場所で、縁側を見に行った父と祖父が、誰もいない、何もないのを確認し、「誰かきてるな。」とか末恐ろしいことを言っていた。


②次、小学5か6のころ。
夏休みの終わり間近、後回しにしていた図画の宿題が終わらず、夜更かしして描いた。
夜中3時過ぎた頃、家の前をお坊さんが持つじゃらじゃらのついた杖を地に打つような、しゃりん、しゃりんというような音がずっといったり来たり、家のそばで止まったりするようになった。
あまりの怖さにトイレにもいけなくなり、事情は説明せず、ただ起きてほしいとだけ父にお願いしたら何も言わず起きて、付き合ってくれた。


③次、たぶん小6。
お風呂を借りている本家はけっこう広く、祖父母は高齢だったこともあり、週一くらいで家中の掃除をお手伝いして小遣い稼ぎをしていた。
たっぷり二時間近くかかってた。
ある夕方、階段を掃除していたとき、ただならぬ重み、鳥肌にたつような気配を背中に感じ、気持ち悪くて階段の中程で動けなくなった。
うぅぅっと階段に押し付けられるような感覚に耐えていたが、押し潰されるようで冷たい脂汗が止まらなくなった。
恥ずかしかったので声が出ないよう無言で泣いてしまった。が、ふと重みが抜けたので、だーっと階段をかけ降りて逃げることができ、祖父に泣きを入れて掃除を途中でやめた。
数分後、年下の女の子(面識はないが遠い親類らしい。)が急に亡くなったと、通夜のお知らせをするため、その子の母親が来たため、さらに気持ち悪くなった。


④次は怖いとかとはちょっと別の話。
うちの親族のなかに、もろに霊感の強い叔母がいた。
親族に何か良くないことが起こりそうになると、事前に電話をしてくれるような人だった。
もともと美容院をしていたが、刃物を扱うのがしんどくなり、美容院を潰し、ちょっと本格的な訓練をしてイタコになった。

中学2年ぐらいの頃、祖母が亡くなった。
その葬儀か通夜の席で、親族一同が集って時がよいということで、その叔母が参列者みんなを霊視してくれることになった。
20人くらいいたと思うが、参列者を並べて仏壇にお経のようなものをあげ、振り返ると順に体を数珠でさすりながら、けっこう具体的に言葉をかけていた。
イタコというと、おどろおどろしい呪文とか祝詞とかを使った儀式なのかと思っていたが、叔母の行う霊視は非常に手際が良く、例えて言うなら市場で魚の目利きをする卸し業者のようで、映画マトリックスの予言者よりも的確な言い方だった。

印象にのこった数人をかいつまんで紹介すると、私の父に「お前は心が弱ってる、止められないからそうなることを自覚しろ。」みたいなことを言っていた。
翌年、父は統合失調と診断され、以来入退院を繰り返す生活となった。
母には「お前は一度死んでいるから、もう無理はできない。」的なことを言っていた。
母は数年前に子宮を摘出する手術を受けた際、一時ではあるが、死の淵に立っており、その際いわゆる三途の川を見たらしい。
当時はまだ気づいていなかったが、後に母はリューマチ、膠原病と長い時間をかけて弱っている。
さらに具体的な助言をされた人がいた。
面識はない女性の方で「お前はここにガンがある。明日にでも病院に行け。」と言われ、本当にガンがあり、手術を受けて助かった。
私には「お前にはひいおばあさんがついている。いい子にしていれば守ってもらえる。」と言われた。

中学、高校と、女神転生というゲームにハマり、中二病のごとくどっぷりオカルトに傾倒した時期もあったが、この頃はなにもなかったと思う。


⑤18で就職した。
うちの職場では、最初の数ヵ月は中央に集められて集中的な研修が行われる。
その研修の最後、みんなで思い出作りに写真を撮るようになった。
そして最後の日は夏ということもあり怪談話で盛り上がった。
卒業前、撮りためた写真を現像に出したのだが、半分くらいしか現像されずに帰ってきた。
たくさん撮っていたためそんなはずはないと思い、みんなでネガを観たら、多くの黒い影が多かった。
反転して考えると、どうも怪談をした以降の写真は、ほどんどに怪光が入り込んでいることがわかった。


⑥二十歳前後のころ。
地方に配属になったていた私は、夜勤の暇なときも仮眠はせず、いろいろ勉強したり、資料を読んだりするのが好きだった。
ある夜、先輩方が仮眠をしたので私はいつものように資料を見ていたら、ある事故報告が出てきた。
かなり詳細な記録だったため、その時系列をおって地図上に時間の推移を図面として起こしてみた。

結果、ただの文字列よりもかなり克明な資料が出来上がった。
と、その作業が落ち着いたあたりで、寝ていたはずの先輩が職場に入ってくるのが、視界の右側に見えた。
あれ、でも交代まではまだ一時間以上もあるよな、でもせっかく作ったこの資料も観てほしいなとか思いつつ、先輩の来る方に顔をむけた瞬間、その人影は視界から消え、そこには誰もいなかった。
でも消える直前まで視界のなかで確かに近寄ってきていた。
ただ、歩くときのような体の上下動きはなく、すーっと滑るようで、しかもけっこうな早足ペースだったし、何より私にぶつかるくらいに迫って鼻先で消えた。
とたんぶわーっと脂汗が吹き出し、心臓がばくばくし、数分間、先輩とおぼしき人影に向こうとしていた中腰のままで、動くことができなかった。


⑦次、二十代の半ば頃と思う。
同じく夜勤の最中、先輩が職場に入り、私は事務室で勉強とかをしていた。
事務室は全館空調が強めに回っているため、そのノイズが集中するのにちょうど良く好きだったが、ふと、その送風のノイズに混じって、なにかごにょごにょと聞こえるような気がした。
耳を済ましてもやはりノイズしか聞こえなかったため、気のせいだろう思って勉強に戻ったが、しばらくするとまた聞こえ出した。
ごにょごにょと、やはり人の声のようなものが、どこからか聞こえる気がする。
でも弱すぎてわからないため聞こえないフリをしていた。

やがてその音はゆっくりと大きくなりつつあり、やっぱり人の声だと思った。
どこから聞こえるのか、耳を澄ませて部屋のなかを歩いてみたところ、どうやら階段の中程にある館内放送用のスピーカーから漏れていることを突き止めた。
あー、なんだ、コレかと思った。うちらの職場あるあるで、館内放送をかけた後にマイクを切り忘れていること時々こうなるのだ。
そこで職場の先輩に電話をかけ、マイクがオンになってますよーと言ったところ、マイクはオンになってないし、そもそも俺は一人だし何にも話してねー。怖いこというと殺すぞと言われました。
でも、まだその声は聞こえます。
もう一度スピーカーのそばに戻り、何を話しているのか聞いてみたところ、イメージ的には戦時中のラジオ放送のような、誰かの演説のようなそういう雰囲気だった。
ボリュームはそこそこあるのだが、ノイズが多く何を言っているのかは不明だった。

あまりに怖くなったので職場に戻り、先輩と過ごした。



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