お盆に体験した不思議な出来事

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小学校が夏休みの間だけ父親の実家で
過ごすことになった小学3年生の投稿主。
ちょうどお盆の時期であったため、
祖母と共に準備を始めるのだが───



初スレです。
これといったオチも無く、拙い文章ではありますが、それでも大丈夫な方はどうぞ。
内容は私が小学3年生の夏休みにあった出来事です。

小学3年生の夏休み。
両親が共働きのため、私と弟(1歳下)は父親の実家に預けられることになりました。
お盆の時期だったので、両親から「お婆さんの言うことをきちんと聞いて、ご先祖様を迎える準備をするように」と何度も言われました。

父親の実家は割と頻繁に訪れていました。
父親の実家には祖母が一人で暮らしていたため、遊びに行くと祖母はとても喜んでくれました。
預けられる日も「よく来たね~」と笑顔で迎えてくれました。
父親の実家は戸建てで、当時私が住んでいたアパートより広かったので、よく家の中を走り回っていました。
家の敷地もそこその広いので、祖母が趣味で家庭菜園をしていて、その収穫作業も弟とよく手伝っていました。


そして祖母の家に来て2日目のこと、祖母から「お盆の準備をするから手伝って欲しい」と頼まれました。
私は弟と仏壇の棚や位牌を濡れ布巾で拭いたり、祭壇や行燈を出したりしました。
祖母と弟と私の3人でスムーズに作業が進み、午前中でセッティングが終わりました。
その日の夜は手伝ってくれた御礼ということで、祖母が近所の食堂でラーメンをご馳走してくれました。

食堂から家に帰って来て、お風呂に入りました。
祖母の家のお風呂は当時暮らしていた家のお風呂と比べて大きいので、ワクワクしながら入っていたものです。
1人で歌を歌いながらお風呂に入っていました。
お風呂から上がり、扇風機にあたりながら身体を拭いてパジャマに着替え、髪を乾かしていました。
祖母の家のお風呂場は脱衣所と洗面所が一緒になっているので、お風呂に入っている間は洗面所のドアを閉めっぱなしにするのですが、不意にドアの向こう側から人の気配を感じました。

髪を乾かしている途中、気になってドアを開けてみましたがそこには誰もいません。
人が通るときは足音が聞こえるので、仮にいたとしても弟がふざけて「ワッ!」と驚かすくらいです。
その時、弟はリビングでテレビを見ていました。
私はリビングに行き、弟に「さっき、洗面所の前通った?」と聞くと、「いいや、俺ずっとテレビ見てた」と返ってきました。
「んじゃ、お婆ちゃん通ったのかな?」と聞くと、「婆ちゃんは俺とリビングにずっといたし、そこで寝てるよ」と座布団を枕にして寝ている祖母を指さします。
とりあえず、祖母と弟ではないと分かり、洗面所に戻ってまた髪を乾かしました。

その日の夜は「自分の気のせいだ」と言い聞かせ、ぐっすり寝ました。


翌日、仲のいい友達が祖母の家に遊びに来ました。
その子は祖母の家の斜向かいに住む女の子で、私が祖母の家に来るとよく遊んでくれました。
リビングで一緒に夏休みの宿題をしたり、テレビを見たりしました。

ふと、トイレに行きたくなったので、リビングから離れトイレに向かいました。
トイレを済ませてリビングに戻る途中、黒くふわふわとした丸いもの(?)が私の目の前を横切り、二階の階段をつたって行きました。
私は一瞬、黒い蝶でも家に入ったのかなと思いましたが、窓を網戸にしているので蝶のような大きな虫は入ってこれません。
不思議だなと思いつつ、「また気のせいだろう」と言い聞かせながら友達と遊んでいました。

その日の夜、また歌いながら上機嫌でお風呂に入り、髪を乾かしました。
昨日と違って、特に人の気配を感じることもありませんでした。
髪を乾かし終わり、部屋で寝ようと廊下を歩いていると、今度は玄関の方から人の気配を感じました。
時刻は21時を過ぎていたので、こんな時間に人が訪ねて来ることはほとんどありません。
また、家の庭には防犯対策で砂利が敷いてあるので、外で人が歩いている人がいればすぐに気がつきます。
リビングでは祖母と弟がテレビを見ていたので、外にいるわけがありません。

その時、磨りガラスの扉の向こうに黒い人影を目の当たりにしました。
私は昨日の人の気配や日中見た黒い玉の事を思い出し、途端に気が抜けてしまいました。
怖さというよりは驚きの方が大きく、気付いたらその場にすくんで泣いていました。
当時、何故そこで私が泣いてしまったのかは今でも思い出せません。
自然と涙が出て来るような…そんな感じでした。
私の泣き声が大きかったのか、リビングにいた祖母と弟が駆けつけて来ました。
私は2人に昨夜と今日あった出来事を話しました。
弟はそれを聞いて笑いながらずっと揶揄っていましたが、祖母は「明日、お坊さんがお経を上げにくるから、その時聞いてみよう」と真剣に私の話を聞いてくれました。


翌日の午後、お坊さんが家に来ました。
お坊さんは仏壇に向かってお経を唱え、そのすぐ近くに祖母と私は座って聞いていました。
その時、弟は公園に遊びに行っていました。
お坊さんのおつとめが終わり、祖母は「うちの孫、お盆の準備をした後から黒い影とか見るんだけど、なんなのかね」とお坊さんに尋ねました。
お坊さんは「おそらく、ご先祖様がお戻りになられたのではないでしょうか」と返しました。
確かに、黒いものに対して恐怖を感じるものはありませんでしたし、時期的にもお盆の真っ只中だったので、的を射ているような気がしました。
それと、その年は曽祖母の新盆でもありました。

お坊さんに話を聞いてもらい、少しスッキリとした気持ちになりました。
そして、その日は両親が迎えに来る日だったので、待ち遠しくもありました。
両親が迎えに来てから、帰りの車の中で祖母の家であった出来事を話しましたが、弟と同じくからかわれてしまいました。
特に父親は幽霊や心霊現象は信じないタイプなので、尚更馬鹿にしてきました。


祖母の家から帰ってきた翌日のこと。
その日は弟と私の2人で家で留守番をしていました。
2人で部屋いっぱいにレゴブロックやプラレールを広げて遊んでいました。

間も無くお昼の12時を迎えようとしていた頃、大きな地震が起きました。
弟と私はびっくりしましたが、とりあえず玄関のドアを開けて揺れが収まるのを待ちました。
揺れが収まってから、テレビを付けると家がある地区は震度5強を観測していました。
とはいえ、小学生2人だけで家にいるのは心細いので、しばらく近所の知り合いの家に居させてもらう事にしました。

母親が帰ってくる時間を見計らい、家に帰りました。
家に帰ってからしばらくして母親も帰宅しました。
「地震怖かったよね? 大丈夫だった? 電話繋がらないから心配したよ」と母親に言われ、「近所の知り合いの家に居させてもらったから大丈夫だよ」と私は返事しました。
母親が帰ってきて安心してから、ふと祖母の家が大丈夫なのか気になりました。
地震発生からかなり時間が経っていたので、電話したら繋がるだろうと思い電話をかけました。
「もしもし? お婆ちゃん、地震大丈夫だった?」
「こっちも、震度5強だったから、かなり揺れたし、色々物落ちてきたりしたんだけどね…仏壇だけは何ともなかったのよ。あんたらが心を込めてお盆の準備をしてくれたからかねえ…」
祖母が無事で良かったと同時に、あの時見た黒いものは、ひょっとしたら曽祖母だったのではないかなと感じました。

話は以上です。
大したオチでも怖い話でもありませんし、拙い文章で申し訳ありません。



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