もうあの村には帰らない…実家も燃えてしまえばいい

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実家へ帰り、小中高の友人達との同窓会に出席した私。
クラスは13人。そのうち、1人は欠席で参加者は6人。
残り6人のことを友人に尋ねると
信じがたい答えが返ってきて───



長いです。
とにかく怖くて眠れなくて、誰かに聞いてほしい。
急いで実家を出て東京に帰ってきました。
マナーがなってなかったら教えて下さい。

私は24で、大学入学と同時に上京しました。
一昨日から有給を使った連休で、久しぶりに地元に帰っていました。
職業柄全国を飛び回っているので、連休が珍しくて。

その話をしたら、仲が良かった地元の友達が高校の同窓会を開いてくれて、昨日行ってきました。
地元の小さな居酒屋を貸し切って。


当日、主催してくれた当時仲の良かったAさんと待ち合わせをして、二人で早めにお店に入ったら、座敷の机に用意されたお箸とかが、6人分しかないんです。
クラスは全員で13人です。
今日一人来られない、と聞いていたので、てっきり12人来るのかと思っていました。
私はずっとクラスの集配係(プリントとか教本を一人一人に配る係です)だったので、クラスの人数を間違う訳がありません。
地元が田舎なので、小中高と1学年一クラスしかありません。
転校した子や私立に行った子を除けば、殆ど全員が小学校から変わらず一緒です。
中学から変わらず高校も13人だったのは間違いないです。

ふと疑問に思ってAさんに「6人だけ?後の6人は?」って聞いたんです。
そうしたら、Aさんが少し悲しい、というか、暗い顔で、「そっか、知らなかったよね。皆死んじゃったんだよ」と言いました。

私は全く理解できなくて。
え?って聞き返したら、取敢えず座ってと言われました。
「〇ちゃん(私の名前)は知らないと思うけど、ここ二年くらいで皆死んじゃった。色々あったみたいだよね」
と言われたんですが、納得が出来なくて。
私は誰の死も知らされてなくて、本当に全く何も聞いていなくて。
東京に出てから殆ど連絡を取り合っていなかったんですが、普通、来ると思うじゃないですか。

「なんで?誰が?いつ?」って聞いたら、Aちゃんが神妙な面持ちで、手帳を開いて一人一人教えてくれたんです。
でも、とても信じられなくて。
二年で、そんな特定の地域で、6人も人が死ぬなんて異常じゃないですか。
しかも、死んだと聞いたのは、クラスの中でも活発だった人ばかり。
4人男子で2人が女子です。
あまり交流は無かったけど、皆運動部ではきはきと喋る人たちでした。
私はもう呆気に取られて、何も言えなくて、ただAちゃんが、あんまりにも淡々というのがすこし怖かったです。
しかも死因が事故死と溺死と自殺が二人ずつで、そんなのありえないってつい声を荒げちゃったんですが、Aちゃんは淡々と、仕方ないよねって言うだけでした。

この時点で嫌な予感がして既に帰りたかったんですが、他の人に会いたかった気持ちもあるので堪えてその場に残りました。
現実を受け入れられなくて、黙ってしまった私を見かねて、Aちゃんがジュースを頼んでくれたんですが、口をつけられませんでした。

少ししたら他のメンバーが来て、漸く始まろうとしたときです。
私が顔を上げたら、目の前に、全く知らない女の人が居ました。
思わず「えっ?」って言いました。
Aさんと他のメンバー3人は記憶にあります。
でも、目の前の女の人には全く記憶がありません。
名前が出てこない、とかじゃなくて、本当に知らないんです。

「え?すみません、どなたですか?」というと、その女の人はクスクス笑って。
「〇ちゃんったらやだ、私の事忘れちゃったの?」って。言うんです。
Aさんも、他の三人も、「何言ってんの〇」「一番仲良かったじゃん」とかいうんです。
でも、でも、本当に私、そんな女の人知らないんです。
本当です。
名前も、姿も、見たことも聞いたことも無い。
急に血の気が引いていきました。絶対何かおかしいって。
その女の人は他の人たちからKって呼ばれてたのでKとします。

一瞬整形とかかも、って思ったんですが、おかしいんですよ。
今日来れなかった人が一人と聞いていますが、死んだ6人と今居るA子含む4人と私を足して、私の記憶でこの場に居ないのは二人。
でも、二人とも男子なんです。
そもそも女子があと一人、Kが居る時点で絶対におかしいんです。

黙った私を緊張していると勘違いしたらしい皆は会話を盛り上げてましたが、私はもう正直それどころじゃなくて。
6人も死んでた上に、全く知らないKが、クラスの一員としてこの場に馴染んでいるのがもう怖くて。

小学生の時の会話で盛り上がっていて、Kもその輪に入っていました。
でも、私の記憶のどこを探しても、Kなんて居ないんです。絶対に、です。
でも、飼育小屋や体育館などの会話をしているんです。

絶対におかしいんです。

Kは私の事を親友と言って、ずっと私の目の前に居ました。
顔立ちは普通で、よくいる感じです。
長い黒髪で、服装も普通で。
でも、喋り方がなんかちょっと怖くて。
~ね、~だよね、みたいに、「ね」が癖みたいなんですが、その「ね」が低いんです。
冷たい声?みたいな感じで。

私は会話に入れないまま、悶々と考えていました。
そして、記憶の中で、まだ生きていて、今日居ない筈の二人を思い出しました。
BとCとします。
彼らは特別仲が良くて、ずっと一緒に居たコンビです。
そこそこ元気で、高校を出た後は各々の実家(お店です)を継いだと聞いていました。
彼らがこの場に居ないのが不思議でならなくて、ついAさんに
「今日、BとCは来ないの?」って聞いたら、その場が凍ったんです。
ほんとうに、無音で。

それで、えって思った私をよそに、口を開いたのはKでした。
「〇ちゃん、BとCは今行方不明なんだよ」って
いやいやいや絶対におかしいですよね?なんでそんな淡々というのって

そしたら他の4人も頷いてて、「しょうがない」とか「まぁな」とか言ってて
「警察に行ったの!?」って言ったら「わかんない」って皆返すんですよ


もうなんか全部怖くて、私は体調不良を言い訳に、早々に居なくなりました。
みんな普通の笑顔で喋ってるのが余計怖かったです。
BとCの事はわかりません。

まだ夕方だったので、走って実家に帰って、自分の部屋で卒業アルバムを見ました。
見たら、やっぱり13人のままでした。
Kなんていなかったんです。
でも、あの空間でKはさも当然みたいに居て、まるでクラスの一員でした。
私はしらないけど、他のAさんを含む全員とは楽しそうにしゃべっていて、担任とか先生の話もしていました。
まるで本当にそこに居たみたいに。


もう訳が分からなくて。
怖くなって、荷物を纏めてそのまま東京に帰ってきました。
もう多分同級生たちと連絡は取りません。実家にも帰りません。
複雑な家庭なので、別に帰らなくても大丈夫なので。


私の実家というか地元は村で、ずっと祀られてる神様がいました。
私は母親の連れ子でその地元には縁もゆかりもないのですが、
小中高と、その神様を崇め奉る授業が、毎週一時間ありました。

幼いながらにおかしいとは思っていたんです。
でも、それにしたがわないと怖い事になるよって地域の人に言われ続けていたのでそのままにしていました。

今社会に出て、あの村というか地域の異常性を思い知っています。
死んだらしい6人は全員、あまりその神様を信じていなかったというか、
ほこらに落書きをしているようなタイプだったので、もしかしたらと邪推がとまりません。
すkっかり離れて忘れていたのに思い出してしまって、気分が悪いです。
まだあの訳の分からない祠にお酒とか持っていく儀式は続いているみたいです。


書いていたら落ち着いてきました。
取り乱してしまってすみませんでした。

あの村は人が死んだり居なくなったりするのを、全てその神様のせいにしていました。
だから、警察という組織も稼働していなかったように思います。
そう考えたらもう、そういう事なんだと思いました。
小さい子が信仰心が無いと言って牢屋に閉じ込めるような異常な地域だったので、
今は過疎が進んでだいぶやばいみたいです。


もうあの地域には戻りません。
実家も燃えてしまえばいいんだ。

誰かに吐き出したかっただけです。
すみません、ありがとうございました。



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