故人を感じる「心霊ちょっといい話」

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306:
私が住んでいた漁師町で起きた出来事。
高校は受験に落ちて行けず、私はすぐに土方になった。

夜中2時頃になると1隻の船のエンジン始動とアイドリングがうるさくて起きる。
ポッポ船と呼ばれるもので昭和中期に造られたオンボロ船。
うるさくて当然ではあるものの、日に日にそれがストレスになっていった。

寝不足をこじらせた私は文句を言いに湾まで行った。

「おっちゃん!オレ明日5時起きやのにうるさいんや!
家がボロやから揺れるしめちゃくちゃうるさい。湾の中でエンジンかけるのやめてくれや」

15歳の少年にそんな事を言われる大人がする行動はまぁまず間違い無しに殴りに来る。
丸太のような太い腕のおっさんともちろん喧嘩になった。
それから漁師仲間も集まってきて乱闘騒ぎ。
近所の人が通報して警察が来て止められ事情聴取と拘留された後、朝に解放された。

自宅の前で知らない婆さんが正座して申し訳なさそうに謝ってきた。

「○○(喧嘩したおっさん)の母です。あの船はもうなんべんも修理してるんですが
音がうるさいんです。ほんまにすんません。でもお父ちゃんの形見なんです。許したってください」

腹が立っていたので無視してそのまま家に入った。

それから半年ほどした頃、贔屓にしているお好み焼き屋さんで偶然にも喧嘩したおっさんと遭遇。
前のことを謝ってきた。
私も悪いとは思っていたので謝り返し
母親が謝りにきていた事を告げる。


するとお母さんは10年も前に他界している事を告げられ
紫の浴衣に白い割烹着、垂れた目に大仏のようなパーマという特徴を伝えると母だという。
船がお父さんの形見というのも本当で何度修理しても音が小さくならないのも本当で
偶然にしては情報が具体的すぎるという事で、お母さんの幽霊だという納得できるだけの証拠になった。

その話をしてからは、湾の裏でエンジン始動をしてくれるようになり、平和に暮らせるようになりました。

 

307:
素敵なご母堂だ
「やっぱりあの船うるさくてイラッとするわ」って雲の上ででも思ってたんならほっこりする

怖い話って他人な幽霊との遭遇が大体で
本当に出てきてほしい人が現れてくれるのってあまり無いね
まぁ成仏したりしてるんだろう

「幽霊なんていないよ」と言ったりする話で幽霊側からの即反応がある状況のが多くて
「レスポンス早っ!!」って思ったりする

 

308:
父が亡くなって10日
少し落ち着いたので母と姉と3人で回転寿司に行った
そしたら「もうすぐご注文の品が到着します」とアナウンスがあり
頼んだ覚えのない「つぶ貝」が…

注文履歴見ると確かに頼んでるんだが誰も頼んだ覚えがない
3人とも貝はそんなに好きじゃないので頼むはずもない
でここで3人とも気づいた「お父さんだ…」

亡くなった父は貝類が大好きだったから一緒に来てたのかな…と
3人でしんみりしたんだが頼んでたのが180円皿だったから
「なに贅沢してんの」「これから経済的にも大変になるのに」と母が苦笑w

これから私も一生懸命仕事するしまた一緒に食べに行こうねお父さん
180円皿頼んでもいいからねw

 

309:
>>306>>308
二つとも、胸がじーんと温まったわ

 

310:
亡くなった方の意思が現世に何らかの形で現れた
という体験談は良く聞かれるよね

そのほとんどは何かの手違いや偶然で起きた出来事を
故人の思い出に結び付ける心理的なものだと言うけど
中にはそれだけでは説明付かない不可解な現象もちらほら見受けられるんよね

 



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