母「神社のあれ…気にしちゃだめだよ」

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深夜、布団に入り眠りにつこうとする。
ふと漂う線香の匂い。
外からは猫の発情期のような唸り声。
  気にせず寝る
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お盆だから一昨日まで実家に帰って、墓参りしたり、地元の友人と会ったりダラダラ過ごしてた。
その日も幼稚園から中学まで一緒だった幼馴染みと飲みながら他愛もない話をして、帰ったのが深夜1時過ぎ。
風呂入ったりなんだりして、布団に入ったのが2時くらいだった。



俺の部屋は出ていく前そのまま残ってて、そこで寝てたんだけど、どこからか線香の匂いが漂ってきたと思ったら、家からすぐ近くにある神社の辺りからかな?

うぁーんうぁーん!

ていう猫の発情期の唸り声が聞こえてきた。
ずっと唸ってるんで、「うるせーなー」と思いつつ、下に飲み物飲みに行こうと電気はつけずに階段を降りた。
その階段の窓から神社が見えるんで、(直線距離25m位)まだ唸ってる猫が見えるかも知れんと思い、ふと神社の方を見てみたのが間違いだった。


唯一社にある灯りに照らされて、四つん這いの生き物がいるのが見えた。だか、明らかに猫でも犬でもなかった。全身が青白いおかっぱの女の子が四つん這いで、猫のように唸っていたのだ。
やばい!見ちゃいけない!と思いつつも、身体が動かず、ただそれを見ていた。あれと目があったらどうなってしまうんだと思いつつも、身体が動かない。


と思っていたら、パッと階段の電気が付いた。
母だった。

「あんた何やってんの?」

俺は「いや、何でもない」と言ったが、明らかに様子がおかしい事を察したのか、

「神社のあれ、この時期この時間になるといつもいるから気にしちゃだめだよ」

と言って寝室に戻っていった。


この時期?俺は毎年来ているがあれを見たのも、声を聞いたのも初めてだった。
悶々としつつも、飲み物を飲み、布団に戻ったが、どうもあの女の子に見覚えがある。いや、俺は幽霊など今まで見たことがない。でも何かひっかかる、、
俺は一晩中考えていたがとうとう思い出せず、そのまま寝てしまった。



次の日、母に夜の事を聞いてみたら、

「いつか忘れたけど、15年くらい前、●●さん家の隣の・・・」

そこまで聞いて昨夜の女の子が誰なのか分かった。


15年くらい前、神社のすぐ近くに空き家があった。
俺が神社で友達と遊んでいると、ゴムボールを持ったおかっぱの女の子がいつの間にか立っていた。
一緒に遊ぼうとしたのだが、その子の言うことが、お兄ちゃんが木にぶつかって目が見えなくなっちゃったんだよ!だの他にも訳のわからない支離滅裂な事を言い、学校などにも行ってないようで、不気味なのですぐ離れようとした。


しかし、「私の家、そこなの。ちょっと来て!」とこの前まで空き家だったはずの家を差し、仕方なくいき、縁側に座ると、数十匹の猫とお婆さん。その他に人がいる気配はなかった。
動物があまり好きではないこともあり、すぐに立ち去ったのだが、数日後、その家は空き家になっていた。


神社で見たのはあの日の女の子だった。
彼女は一体あそこで何をしているのだろうか。



後半超雑・・・
けど、俺が実家で体験してきた話です。
母曰く、「悪さはしないみたいだけど、近寄ったり見たりしない方が良い」とのことでした。
ちなみに母も俺も霊感はありません。ですが父には見えても聞こえてもないようです。妹は声だけは聞こえるそうです。
なぜ自分が今年から見えだしたのかは分かりませんが、15年前のあの少女とお婆さんの事自体も、父は知らないようでした。
(妹は幼かった)


ちなみに、向かいの家の幼馴染みはその子の事を覚えてて(しかも当時おもちゃで頭を叩いた)やはり毎年見えるそうです。



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