血に染まるワンピース姿の女

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小学生の頃登山をした。
行事みたいなもんだったと思う。
田舎なせいで行事といえば高確率で登山だった。
その山は地元では有名。
他県では知らんだろう。

ただ893が沢山「埋めている」というような噂はよく聞こえた。
事実かどうかは知らん。
だが事実だろうとは思った。
そんな山だが観光地というかお参りとしても有名だったから
行事として登る分には候補にあがりやすかったんだと思うわ。

だが俺が高学年になったとき、
同じ登山でもいつもの一般道(車道メイン)ではなく
お参り用の山道を行くことになった。
今のメインの通りはむしろ後に出来たもので
その山道がもともとの道だったんだと思う。
きっと先生達の中で、おそらくは体育系の先生が、
はりきっちゃったんだろうな。

当日は天気も良く先生達がばらけて
デカいトランシーバーを片手に連絡を取り合いながら
1年生から6年生までの長蛇の列を引率していったよ。

んで山道だけど参拝用の山道が途中から分かれて
低学年と高学年ではコースが分かれてた。
なんでコースが分かれてるかは知らない。
よく男道とか女道とかあるよね?
あんな感じだったのかもしれない。

当然、高学年は険しいコースだな。
しんどいしんどい。
低学年のコースはお参り用のコースで祠?
(なんていうのかな?)経由だったんだ。

そして問題は低学年のコースで起こった。

途中で分かれて山の目的地手前で合流することになってたんだけど
当然コースの距離的に短い低学年のほうが先についていた。
合流地点は完全な山の中の空き地。キャンプ用だったのかも。

ところが何かおかしい。
高学年の先頭がガヤガヤしている。
先生達も何か慌てた様子だ。
パニックといってもいい。

見ると低学年たちがほぼ全員といっていいくらい号泣。
まじで号泣。
そして何と低学年の引率の女の先生までもが号泣。
まじで号泣。

何がおこった?最初に浮かんだのはスズメバチの襲撃だった。
事実そんな事件が多かった。
とにかく何か事故があったのは間違いないと思った。

だが聞いた話は全く違った。

以下は泣きじゃくる低学年と、先生が原っぱで
泣きながら話していた内容をまとめたもの。

低学年1~2年生がよちよちと参拝用の山道を歩いていった。
地面は落ち葉がおちているし
高い木が多い茂っているような山だったから
真昼間でも暗い。

そんで参拝の目的地である場所の手前あたりで
前方からかなり年配の男性が山道を下りてきたそうだ。

先生が会釈をし、男性とすれ違い
低学年の列を通り過ぎたタイミングくらいで
先生が振り返ったところいなくなっていたらしい。

そこは横道も何もなく本当に消えたんだと。
しかも先まで見通せるから
忽然と消えた感じだったらしい。
ここで先生が軽くパニック。
低学年の数十人も気づいていて騒ぎになったらしい。
何かおかしいと。

とにかく先生は子供達を落ち着かせ、
合流地点へ向かうべく先を急ぎ途中の祠の場所までいった。

ここは本当に聞いたままで話すね。

祠に差し掛かったとき子供達から短い悲鳴が上がったらしい。
道から曲がった先に鳥居があって
少し進んだところに石段がありその奥に祠?があるんだけど
その石段のところに真っ白なワンピの女性が立っていたそうな。

先生数人と生徒達数十人が驚いて凝視すること数秒。

その数十人が見ている前でその白いワンピの人の首から
真っ赤な血がサーーーっと流れ出し白いワンピがみるみる真っ赤に染まった。

そこで先生と低学年が一斉に絶叫。
悲鳴を上げて号泣しながら一目散に走り出し
合流地点まで逃げてきたんだと。

そしてそこでみんなで泣いてた。
という事だった。

子供だけならまだしも大泣きしている先生達をみて
ああ、本当に出だんだなぁと思ったよ。

しばらくざわついて先生達も相談してたようだった。
泣いている先生は年配の女性の先生に肩を抱かれてた。
結局登山は落ち着いてから続けた。

だがそれ以降の登山では参拝用の道は使わなくなった。
相変わらず同じ山には行事のたびに登ったが、
車道コースを使うようになった。
きっと今でもそうだと思う。

それにしても、、
薄暗い鳥居の奥、血にそまった白いワンピの女性がいる情景。
これ読んだ人の頭にも鮮明に浮かばない?

20年くらい前に経験した話でした。
オチもない長文ですまん。



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